経済危機下のレバノン全土で停電発生、緊張高まる
2022年1月9日, 09:19 (更新: 2022年1月9日, 09:40)
© AP Photo / Hussein MallaЛиванская армия стоит на страже возле Дворца правосудия в Бейруте
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長期的な経済危機下にあるレバノンでは8日、国内全域で停電が発生した。レバノンのアルジャディード・テレビが報じた。
報道によると、「レバノン電気」社は国内全域で送電を停止したという。テレビ局の情報によると、首都ベイルート近郊の発電所付近で武力衝突が発生したことが原因とのこと。発電所付近に暮らす住人は頻繁に発生する停電に抗議を示すため、発電所への突破を試みたため、会社側は全ての送電網の運営を停止した模様。目撃者の情報によると、停電は首都の国際空港でも発生しているという。
Lebanon plunges into darkness amid nationwide BLACKOUT
— Based UK 🇬🇧 (@Based__UK) January 8, 2022
The state electricity company has blamed protesters, saying they stormed a substation in protest over power cuts and tampered with the equipment, Al Arabiya reported. Beirut Airport is completely without any electricity. pic.twitter.com/Sevn4r2EoY
レバノンでは経済危機の結果、6ヶ月以上にわたって発電所に必要な燃料を供給できない状況にある。その結果、1日のうち20時間から22時間も停電が続く状況となっている。その結果、政府機関や病院の施設に加え、工場の操業にも影響が発生しており、社会的緊張感が高まっている。
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