日本 福島県双葉町で準備宿泊が開始
2022年1月20日, 16:38 (更新: 2022年1月20日, 17:13)
© AFP 2023 / Yoshikazu Tsuno福島県双葉町
© AFP 2023 / Yoshikazu Tsuno
サイン
日本の福島県双葉町では20日、住民の帰還に向けた準備のために自宅に泊まる「準備宿泊」が開始した。テレ朝ニュースが報じている。
双葉町は2011年に事故が発生した福島第一原子力発電所の周辺自治体。現在も全町民の避難が続いている。双葉町民が自宅で寝泊まりできるのは、原発事故以来初となる。
町民が帰宅して寝泊まりできるのは、双葉町の北東部とJR双葉駅周辺。しかしNHKによると、長年にわたる避難で帰還を諦める人も多く、18日時点で準備宿泊を申請したのは7世帯11人。
福島第一原発事故の影響で全町避難が続く福島県双葉町できょう(20日)から、避難指示の解除をみすえた「準備宿泊」が始まり、町民は10年10カ月ぶりに自宅に泊まれるようになります。双葉駅の周辺では朝から役場の仮設庁舎と公営住宅の工事が行われていました。きょうは町で取材しながらつぶやきます pic.twitter.com/g5yzyKt5r1
— 福地慶太郎 (@kei_fukuchi) January 19, 2022
産経新聞によると、双葉町の自宅に戻った谷津田さんは、「やっとこの日が来た。帰還に向け、少しでも事故前の生活を取り戻せるよう備えたい」と語っている。避難指示解除は6月以降とみられている。
いまだに全町民が避難している双葉町で、きょうから準備宿泊が始まります。
— zuma (@zuma_oripa) January 20, 2022
駅の時計は
震災の時間で10年以上止まったままですが、ようやく町に人が寝泊まりできということで
なんだか町も嬉しそうな青空。 pic.twitter.com/9RCn2tBEIq
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