米軍がシリア北東部で空爆、現地の大学を破壊
© 写真 : U.S. Air Force / 1st Lt Savanah BrayИстребители F-15C во время полета
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米軍はシリア北東部ハサカ県の県都でテロリストが脱獄したことを口実に空爆を行い、現地の大学施設を完全に破壊した。シリアの国営テレビが発表した。
報道によると、米軍機はハサカ県ハサカ市にある技術系大学の施設を完全に破壊した。米軍側は現地の刑務所からテロリストが逃走し、これを追跡しているという口実で空爆を行った。
Video from Hasakah showing the YPG in clashes against Daesh today. pic.twitter.com/L7X2prcMxS
— Woofers (@NotWoofers) January 21, 2022
米国防総省はテロリストの追跡を口実にシリア北東部で空爆を行った事実を認めている。
#US airstrike the building where the #ISIS members targeting forces in today clash. #Syria #US #Hasakah pic.twitter.com/8dERFtgxyJ
— Jafery (@Jafery0) January 21, 2022
この刑務所はアラブ人とクルド人で構成された「シリア民主軍」(SDF)の管理下にある刑務所と報じられている。
20日夕方、シリア国営放送はハサカ県の刑務所からテロリストが逃亡を試みたと報じた。米当局によると、実際にテロリストが脱獄に成功したかについて確証はないという。一部のデータによると、自爆テロ犯が刑務所付近で車両を爆破し、これによりSDFの兵士ら複数名が死傷したとのこと。国際テロ組織「ダーイシュ」(IS、イスラム国、ロシアで活動禁止)は刑務所への攻撃について犯行声明を発表している。
米軍が支援するSDFはシリア北東部のハサカ県、及びラッカ県の大半に加え、北部のアレッポ県、東部のデリゾール県も部分的に管理下においている。シリア政府はSDFの自治権を承認していない。
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