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英国でラッサ熱による初の死亡例を確認
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英国保健安全保障庁(UKHSA)は11日、ラッサ熱感染者の死亡例が国内で初めて確認されたと発表した。 2022年2月12日, Sputnik 日本
2022-02-12T10:22+0900
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英国の国民保健サービス(NHS)の代表は、感染者の死亡を確認し、親族に哀悼の意を表した。UKHSAによると、感染者の総数は3人で、3人とも死亡した患者の家族だという。以前、世界保健機関(WHO)は、英国でラッサ熱感染者が2名確認されたことを発表した。WHOのクリスチャン・リンドマイヤー報道官によると、感染者の1人は回復し、もう1人は「専門家からの治療を受けている。」どちらのケースも、ラッサ熱が流行している「西アフリカへの渡航歴が関係している」という。WHOの同報道官は「他に感染が疑われるケースについては現在調査中」と話した。同氏は、ラッサ熱の死亡率は1%であり、入院が必要となるほど重症化が進んだ場合、死亡率は15%に達すると説明した。しかし、英国でのラッサ熱感染はまれであり、「人々の間で急速に広がることはない」。この点で、WHOは「総じて人口に対するリスクは非常に低い」と結論付けた。ラッサ熱は、西アフリカ一帯にみられるエボラ出血熱に似た急性ウイルス感染症。西アフリカでは年間最大50万人が感染し、約5000人が死亡している。主にネズミが媒介するウイルスで、ヒトへの感染はネズミとの接触や咬まれることなどによる。ウイルスが人体に侵入するとヒトからヒトへ感染拡大がおこる。ラッサ熱に対するワクチンはないため、地域住民の衛生基準を保障することが感染拡大防止策となる。1969年にナイジェリアのラッサで最初の感染者が確認されたことが病名の由来。関連ニュース
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ラッサ熱, 英国, ラッサ熱 エボラ, ラッサ熱 致死率, ラッサ熱 死亡, ラッサ熱 西アフリカ,
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英国でラッサ熱による初の死亡例を確認
2022年2月12日, 10:22 (更新: 2022年2月12日, 10:26) 英国保健安全保障庁(UKHSA)は11日、ラッサ熱感染者の死亡例が国内で初めて確認されたと発表した。
英国の国民保健サービス(NHS)の代表は、感染者の
死亡を確認し、親族に哀悼の意を表した。UKHSAによると、感染者の総数は3人で、3人とも死亡した患者の家族だという。
以前、世界保健機関(WHO)は、英国でラッサ熱感染者が2名確認されたことを発表した。WHOのクリスチャン・リンドマイヤー報道官によると、感染者の1人は回復し、もう1人は「専門家からの治療を受けている。」どちらのケースも、ラッサ熱が流行している「西アフリカへの渡航歴が関係している」という。
WHOの同報道官は「他に感染が疑われるケースについては現在調査中」と話した。同氏は、ラッサ熱の死亡率は1%であり、入院が必要となるほど重症化が進んだ場合、死亡率は15%に達すると説明した。しかし、英国でのラッサ熱感染はまれであり、「人々の間で急速に広がることはない」。この点で、WHOは「総じて人口に対するリスクは非常に低い」と結論付けた。
ラッサ熱は、西アフリカ一帯にみられるエボラ出血熱に似た急性ウイルス感染症。西アフリカでは年間最大50万人が感染し、約5000人が死亡している。主にネズミが媒介するウイルスで、ヒトへの感染はネズミとの接触や咬まれることなどによる。ウイルスが人体に侵入するとヒトからヒトへ感染拡大がおこる。ラッサ熱に対するワクチンはないため、地域住民の衛生基準を保障することが感染拡大防止策となる。1969年にナイジェリアのラッサで最初の感染者が確認されたことが病名の由来。