トルコ、対露制裁に参加せず
2022年3月2日, 11:35 (更新: 2022年4月27日, 22:55)
© AP Photo / Plinio Lepriトルコのイブラヒム・カルーン大統領首席顧問
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トルコ政府は対露制裁を発動しないことで、ロシア政府と対話の窓口を維持する。イブラヒム・カルーン大統領首席顧問が表明した。
報道では次のようにカルーン首席顧問の言葉が紹介されている。
我々は、我が国の優先事項を踏まえて行動する義務がある。ロシアと対話可能なアクターが必要である。全ての橋を切り落としてしまったら、誰がロシアと対話するというのだ。我々はこのチャンネルをオープンなものとしておくため、制裁は計画しない。
なお、トルコ外務省によると、制裁に加わるよう圧力を行使する国はなかったという。
先にEU(欧州連合)加盟国の常駐代表らは、ロシアの7つの銀行を国際決済網SWIFTから排除することで合意した。VTB、ロシア銀行などが含まれているものの、国営系大手のズベルバンク、ガスプロムバンクは含まれていないとブルームバーグは指摘している。
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