ホンダ、マツダがロシア向け輸出を停止
2022年3月3日, 03:04 (更新: 2022年4月27日, 22:55)
© AFP 2023 / Toshifumi Kitamuraホンダ
© AFP 2023 / Toshifumi Kitamura
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ホンダ自動車、マツダ自動車はロシア向けの輸出を停止する。日本経済新聞が報じた。
ホンダ自動車はロシア向けの自動車、オートバイ、エンジンの輸出を停止する。ホンダ自動車はロシア国内に自社工場を持たないため、全製品の輸出は日本と米国から行われてきた。日本経済新聞によれば、マツダはロシアの工場向けの部品の輸出を停止する。マツダはウラジオストクに組み立て工場を有しており、現在、倉庫にある現地生産用の部品は数か月は持つため、国外からの部品供給がストップした後も生産は続けることができる。
三菱自動車も日本、タイからの部品の輸入に問題が生じたため、カルーガにある工場の稼働停止の可能性を検討しており、日経新聞によれば、工場は今月3月にも閉鎖されうる。トヨタ自動車も状況分析を行っており、ロシア向けの部品生産を来週にも減産する。
輸出の状況はルーブルの下落、サプライチェーンの断絶に関係しており、こうしたことから今後の生産に困難が生じている。日産は、部品調達の支障からすでにロシアでの減産に踏み切っているものの、ロシアでの生産、販売は続行する構えを表している。
日本のロシア向け輸出の8620億円のうち、40%にあたる3575億円を自動車の輸出が占めており、これに自動車部品を加えると輸出額の50%を超える。
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