https://sputniknews.jp/20220304/3-10292775.html
廃棄された抗生物質で川が汚染 世界の指導者が対策として3つの提案を発表
廃棄された抗生物質で川が汚染 世界の指導者が対策として3つの提案を発表
... 2022年3月4日, Sputnik 日本
2022-03-04T04:02+0900
2022-03-04T04:02+0900
2022-03-04T04:02+0900
it・科学
who
/html/head/meta[@name='og:title']/@content
/html/head/meta[@name='og:description']/@content
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/07e4/0a/09/7835651_0:67:1281:787_1920x0_80_0_0_662bccfd44beadd3d39a7fc4c27f52b6.jpg
薬剤耐性に関するグローバル・リーダーズ・グループは3日、川に廃棄物となって流入する抗生物質の量を削減するよう世界に向けて呼びかけた。バルバドスのミア・アモール・モットレー首相とバングラデシュのシェイク・ハシナ首相が共同議長を務めるこのグループには、国家元首、政府の閣僚、民間企業や市民社会のリーダーが参加している。同グループはこの日、抗生物質による汚染対策に関して3つの提案を発表した。一つ目は、抗生物質による汚染を管理・監視するために、汚染の基準を国ごとに策定すること。2つ目は、訓練を受けていない医療従事者の下にある抗生物質の使用を削減、またはそういった行為をなくすことを目指した法律を施行すること。3つ目は、農業分野で使用される抗生物質を処理・管理するための基準を導入すること。同グループは、抗生物質による汚染の把握と管理は全世界の国々にとって優先されるべき事柄であり、対策を設けなければ、人間、動植物の健康と環境に悲惨な結果をもたらすと指摘している。CNNによると、72カ国中の711河川の65%から抗生物質が検出され、バングラデシュの河川では皮膚や口内の感染症に用いる治療薬メトロニダゾールの濃度が安全基準の300倍に達していた。関連ニュース
https://sputniknews.jp/20220221/5-10217109.html
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rosiya Segodnya“
2022
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rosiya Segodnya“
ニュース
jp_JP
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rosiya Segodnya“
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/07e4/0a/09/7835651_70:0:1209:854_1920x0_80_0_0_4263a61118045c3c01635e3c5af160ad.jpgSputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rosiya Segodnya“
who
廃棄された抗生物質で川が汚染 世界の指導者が対策として3つの提案を発表
サイン

現在、世界中の川で抗生物質による汚染が広がっている。間違った方法で廃棄された抗生物質は川に流出し、その状況は、抗生物質に対する耐性を獲得した「薬剤耐性菌」の出現を促している。薬剤耐性菌には特定の種類の抗生物質が効きにくい、あるいは全く効かなくなるため、世界では毎年、約500万人がこれらの菌で命を落としている。この危険な状況を受け、世界のリーダーや専門家らは3日、人類や動植物の健康と環境を守るため、抗生物質による汚染を減らすためにグローバルな行動を起こすように呼びかけた。世界保健機関(WHO)が、このアクションについてウェブサイトで発表している。
薬剤耐性に関するグローバル・リーダーズ・グループは3日、川に廃棄物となって流入する抗生物質の量を削減するよう世界に向けて呼びかけた。バルバドスのミア・アモール・モットレー首相とバングラデシュのシェイク・ハシナ首相が共同議長を務めるこのグループには、国家元首、政府の閣僚、民間企業や市民社会のリーダーが
参加している。
同グループはこの日、抗生物質による汚染対策に関して3つの提案を発表した。一つ目は、抗生物質による汚染を管理・監視するために、汚染の基準を国ごとに策定すること。2つ目は、訓練を受けていない医療従事者の下にある抗生物質の使用を削減、またはそういった行為をなくすことを目指した法律を施行すること。3つ目は、農業分野で使用される抗生物質を処理・管理するための基準を導入すること。
同グループは、抗生物質による汚染の把握と管理は全世界の国々にとって優先されるべき事柄であり、対策を設けなければ、人間、動植物の健康と環境に悲惨な結果をもたらすと指摘している。
CNNによると、72カ国中の711河川の65%から抗生物質が検出され、バングラデシュの河川では皮膚や口内の感染症に用いる治療薬メトロニダゾールの濃度が安全基準の300倍に達していた。