「ルーブルじゃなく、ルッブル(廃墟)」バイデン大統領のジョークは「タイミング悪い」 ブルームバーグ
2022年4月8日, 01:20 (更新: 2022年4月27日, 22:57)
© Sputnik / Igor Russakルーブル
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ウクライナでの特別作戦の開始から始まったルーブルの暴落は、ロシアが再び金融面で孤立したことを強力に象徴した。対露制裁が発動された当初、ルーブルは1ドル121.5ルーブルと、1998年の金融危機を彷彿とさせる史上最低の水準まで下落した。悲惨な状況にバイデン米大統領は、ルーブルではなく「Rubble(ルッブル、破滅)」だとジョークを飛ばしたほどだったが、現在の状況は当時とは全く似ても似つかない。
ブルームバーグは記事の中で、現在のルーブルは「戦前」の状態に戻っていると指摘している(4月6日現在)。また、ロシアに対して実に広範な制裁措置や外国企業の撤退が行われているものの、諸外国が依然としてロシア産石油や天然ガスを消費し続け、ルーブルを支えてロシアの国庫を補充するのであれば、これらの措置はほとんど意味をなさない。
As a result of our unprecedented sanctions, the ruble was almost immediately reduced to rubble.
— President Biden (@POTUS) March 26, 2022
The Russian economy is on track to be cut in half.
It was ranked the 11th biggest economy in the world before this invasion — and soon, it will not even rank among the top 20.
ロシアは世界経済から隔絶されているとはいえ、2022年のエネルギーから得られる収益は予測では3,210億ドル(39.4兆円)近くに上る。
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