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英シェル ロシアからの石油購入は停止しない ブレンドで「ロシア産」ではなく「ラトビア産」に
英シェル ロシアからの石油購入は停止しない ブレンドで「ロシア産」ではなく「ラトビア産」に
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英石油大手シェルは、ロシア産石油の契約内容を修正し、購入の際に最低半分は他国産の石油がブレンドされているように書き換えた。ブルームバーグが入手した契約書を引用して報じた。 2022年4月9日, Sputnik 日本
2022-04-09T04:23+0900
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シェルは2月、ガスプロムおよびガスプロムネフチとの合弁事業の「サハリン2」、「エニセイ」、「サリム・ペトロリアム」および「ノルドストリーム2」からの撤退を発表。3月には、ロシアのすべての炭化水素プロジェクトからの撤退と、ロシアからの原油購入中止の意向を表していた。4月7日、シェルは、ロシアでの活動の一部中止によるこの間の損失が40億ドルから50億ドルに上るという予測を発表した。ブルームバーグは「シェルの場合は、ロシア産のブレンドができるようにいわゆる一般契約約款を書き換えた。1バレル当たりに占めるロシア産石油の割合がわずが49.99%という状態で販売を行おうというわけだ。シェルでは、残りの50.01%を別の産地で調達している限り、その石油カーゴは技術上にはロシア産とはならない」と書いている。ブルームバーグは、欧州はロシアの石油購入に何の制限も罰則も課していない以上、こうしたブレンドの販売は完全に合法的としながらも、「ブレンドは、企業が表向きに言うことと、やることが食い違う場合に便利なツール」と揶揄している。ブルームバーグによると、こうしたブレンドはラトビアのヴェンツピルス港で行われるため、トレーダーの間では通称「ラトビアン」で通っている。ベネズエラ産石油の禁輸の際に現れたブレンドも「マレーシア産」「シンガポール産」と呼ばれていた。関連記事
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英シェル ロシアからの石油購入は停止しない ブレンドで「ロシア産」ではなく「ラトビア産」に
2022年4月9日, 04:23 (更新: 2022年4月27日, 22:57) 英石油大手シェルは、ロシア産石油の契約内容を修正し、購入の際に最低半分は他国産の石油がブレンドされているように書き換えた。ブルームバーグが入手した契約書を引用して報じた。
シェルは2月、ガスプロムおよびガスプロムネフチとの合弁事業の「サハリン2」、「エニセイ」、「サリム・ペトロリアム」および「ノルドストリーム2」からの撤退を発表。3月には、ロシアのすべての炭化水素プロジェクトからの撤退と、ロシアからの原油購入中止の意向を表していた。4月7日、シェルは、ロシアでの活動の一部中止によるこの間の損失が40億ドルから50億ドルに上るという予測を発表した。
ブルームバーグは「シェルの場合は、ロシア産のブレンドができるようにいわゆる一般契約約款を書き換えた。1バレル当たりに占めるロシア産石油の割合がわずが49.99%という状態で販売を行おうというわけだ。シェルでは、残りの50.01%を別の産地で調達している限り、その石油カーゴは技術上にはロシア産とはならない」と書いている。
ブルームバーグは、欧州はロシアの石油購入に何の制限も罰則も課していない以上、こうしたブレンドの販売は完全に合法的としながらも、「ブレンドは、企業が表向きに言うことと、やることが食い違う場合に便利なツール」と揶揄している。
ブルームバーグによると、こうしたブレンドはラトビアのヴェンツピルス港で行われるため、トレーダーの間では通称「ラトビアン」で通っている。ベネズエラ産石油の禁輸の際に現れたブレンドも「マレーシア産」「シンガポール産」と呼ばれていた。