特異な外観の「中銀カプセル」 老朽化から解体はじまる
サイン
竣工50年を経て、東京・銀座の歴史的建物「中銀カプセル」の解体が12日に開始された。同建物は建築家の黒川紀章氏(故人)が設計したもので、特異な外観で知られた。
地上13階建ての建物は、独立した住居である140個のカプセルから成る。カプセルを交換することで老朽化を予防できるとされていたが、費用の面から1度も実施されることはなかった。所有者らがビルの保存を希望し、プロジェクトを立ち上げるなど取り組みを行ってきたが、建て替えを希望する声が多く、今回の解体に至った。
今後、カプセルは、世界各地の美術館などで活用されることになるという。
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