トルコ外相が対イラク作戦について説明、「領土は侵害しない」
2022年4月20日, 11:34  (更新: 2022年4月20日, 15:22)

© REUTERS / Henry Romero
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トルコは18日に隣国イラクの北部で軍事作戦を開始した。国境付近の安全保障を強化することが作戦の目的で、イラク領の占領は想定していない。メヴリュット・チャヴシュオール外相が表明した。
トルコは18日、国際テロ組織PKK(クルド労働者党)の戦闘員を対象に軍事作戦を開始した。この軍事作戦はイラク北部で展開されている。トルコのアナドル通信によると、この作戦にはトルコ軍の特殊部隊と空軍部隊が参加している。
🚨🇹🇷🇮🇶#Turkey launches a massive offensive against Kurdistan's #PKK in Northern #Iraq. pic.twitter.com/f3VXjWAFyH
— Terror Alarm (@terror_alarm) April 18, 2022
先にトルコ国防省はこの軍事作戦で兵士1人が死亡したほか、兵士4人が負傷したと発表していた。
#BayraktarTB2 operates in Operation Claw-Lock against the PKK/KCK terrorist organization. pic.twitter.com/YEb5GeUUZx
— Clash Report (@clashreport) April 18, 2022
イラク大統領官邸はトルコによる軍事作戦について、自国の安全保障に対する脅威だと抗議していた。これに対しトルコ外相は19日の演説で、イラク領は占領しないと強調、テロとの戦いを通して国境の安全と自国民の平和を強化することが作戦の目的に他ならないと説明した。
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