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台湾が射程1200キロのミサイル生産へ 対中抑止力を向上
台湾が射程1200キロのミサイル生産へ 対中抑止力を向上
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台湾が最大射程1200キロの巡航ミサイルの量産を開始することが明らかになった。ミサイルは中国・上海を射程に収めており、台湾への圧力を強める中国に対する抑止力を高める狙いがあるとみられる。産経新聞が台湾当局の高官の話として伝えている。 2022年4月22日, Sputnik 日本
2022-04-22T04:30+0900
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報道によると、台湾が量産を開始するのは地上発射型巡航ミサイル「雄昇」で、射程は1000~1200キロ。弾頭は高性能爆薬型と広範囲を破壊する収束型の2種類があるといい、攻撃目標としては主に中国軍の指揮所や滑走路、中国の台湾侵攻部隊の集合地点といった軍事目標が想定されている。すでに配備されている巡航ミサイル「雄風2E」(推定射程約600キロ)の射程延長型で、目標までの通過地点を設定できるため防空網を突破する能力も向上しているという。大都市、上海が射程に入ることで対中抑止力の向上が見込まれる。 台湾の国防部は公式には「雄昇」の量産の詳細を明らかにしていないが、蔡英文政権が昨年11月、立法院(台湾の国会)に提出した今年度から2026年度の「海空戦力向上特別予算」で項目のみが記載されていた。今年3月には100発以上の生産計画があることや台湾の国会議員らが国防部系の研究開発期間「中山科学研究院」で秘密裏に報告を受けたことなどが、現地紙「自由時報」で報じられていたという。関連ニュース
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台湾が射程1200キロのミサイル生産へ 対中抑止力を向上
2022年4月22日, 04:30 (更新: 2022年4月22日, 05:57) 台湾が最大射程1200キロの巡航ミサイルの量産を開始することが明らかになった。ミサイルは中国・上海を射程に収めており、台湾への圧力を強める中国に対する抑止力を高める狙いがあるとみられる。産経新聞が台湾当局の高官の話として伝えている。
報道によると、台湾が量産を開始するのは地上発射型巡航ミサイル「雄昇」で、射程は1000~1200キロ。弾頭は高性能爆薬型と広範囲を破壊する収束型の2種類があるといい、攻撃目標としては主に中国軍の指揮所や滑走路、中国の
台湾侵攻部隊の集合地点といった軍事目標が想定されている。
すでに配備されている巡航ミサイル「雄風2E」(推定射程約600キロ)の射程延長型で、目標までの通過地点を設定できるため防空網を突破する能力も向上しているという。大都市、上海が射程に入ることで対中抑止力の向上が見込まれる。
台湾の国防部は公式には「雄昇」の量産の詳細を明らかにしていないが、蔡英文政権が昨年11月、立法院(台湾の国会)に提出した今年度から2026年度の「海空戦力向上特別予算」で項目のみが記載されていた。今年3月には100発以上の生産計画があることや台湾の国会議員らが国防部系の研究開発期間「中山科学研究院」で秘密裏に報告を受けたことなどが、現地紙「自由時報」で報じられていたという。