黒海のズメイヌィ島奪還作戦はゼレンスキー大統領自ら発出=露国防省
2022年5月11日, 13:00 (更新: 2022年5月11日, 13:09)
© Sputnik / Ministry of Defence of the Russian Federation
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黒海に浮かぶズメイヌィ島への攻撃作戦は英国の軍事顧問らが考案したものの、ウクライナ軍の参謀本部はこれに反対だった。一方、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は5月9日の戦勝記念日に向けて成果を急いだことから、攻撃命令を自ら下した。ロシア軍幹部が記者団に伝えた。
ロシア軍は5月7日以降、ズメイヌィ島を奪還しようとするウクライナ軍の試みを複数回にわたって退けた。ロシア国防省のイーゴリ・コナシェンコフ報道官によると、ウクライナ軍はこの作戦で14機の戦闘機とヘリ、30機の無人機、及び50人の兵士を失った。
In a relevant context, Russian Defense Ministry Spokesperson Maj. Gen. Igor Konashenkov confirmed on Tuesday that Ukrainian forces lost 14 aircraft & helicopters, 30 drones, & 50 people during an attempted capture of Zmiinyi Island in the past few days.https://t.co/T7LX3wXaKG
— Filomena Rocha (@Filomen03258997) May 10, 2022
ゼレンスキー大統領はメディア向けの成果を上げるため、奪還命令を自ら下した。ただし、英国の軍事顧問らが考案したこの作戦に参謀本部は反対だったという。
当初の計画では輝かしい戦果についてボリス・ジョンソン英首相とゼレンスキー大統領が共同声明を発表する予定だったものの、結果的にはジョンソン首相のみが演説を行った。しかし、作戦失敗については一切言及しなかった。
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