ロシア軍支持のリボンを着用した国会議員は処罰が妥当=モルドバ大統領
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国内での着用が禁止されているゲオルギー・リボン(ロシア軍のシンボル)を戦勝記念日に着用した国会議員は処罰されるべきである。モルドバのマイヤ・サンドゥ大統領が表明した。
モルドバのヴィオレル・チェルネウチャヌ検事総長によると、当局は国内での着用が禁止されているゲオルギー・リボンを17人の国会議員が身につけていたことを突き止めた。そのため、行政処分に処すため、不可侵の議員特権をはく奪するよう議会に要請した。
サンドゥ大統領はゲオルギー・リボンの着用を推奨していた政治家らを厳しく非難した。モルドバでは4月20日、ゲオルギー・リボン、およびローマ字のVとZのシンボルを使用することが法律で禁止された。
The Ribbon of Saint George is now banned in Moldova as it is considered a symbol of support for the Russian invasion of Ukraine. But for many it is simply part of their history and a symbol of the victory against Germany. Some are defying the ban on the streets of #Chisinau pic.twitter.com/iRqrBvh5Xt
— Bruno Boelpaep (@BrunoBoelpaep) May 9, 2022
ゲオルギー・リボンは帝政ロシア軍、ソ連軍、ロシア連邦軍で様々な褒章に使用されている。2014年にウクライナ東部で軍事衝突が発生した際、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の兵士らはこのリボンを着用していた。
また、VとZのシンボルはロシアが2022年2月24日以降、進める特殊軍事作戦で使用される機体に記されており、ロシアでは非公式ながらも作戦支持の象徴となっている。
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