日本の農産物 少数の特定の国への依存度高い 農業白書

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穀物 - Sputnik 日本, 1920, 27.05.2022
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日本は27日、2021年度の農業白書を公表した。日本の2020年度の食料自給率(カロリーベース)は、1993年度と2018年度に並ぶ過去最低の37%となった。新型コロナウイルス感染症の感染拡⼤やウクライナ危機などにより、世界的に⾷料供給に対する懸念が生じている状況の中、⾷料⾃給率の向上や⾷料安全保障の強化への関⼼が⼀層⾼まっていると指摘している。
2021年の日本の農産物輸入額は7兆388億円で、⽶国からが1兆6411億円、次いで中国からが7112億円だった。米国と中国に加えて、カナダ、豪州、タイ、イタリアと続く上位6か国が占める輸入割合は約6割に上る。
品目別にみると、⼩⻨、⼤⾖、とうもろこし、⽜⾁は、上位2か国で8~9割を占め、特定国への依存傾向が顕著となっているとしている。小麦については、ロシアやウクライナからの輸⼊はないものの、米国、カナダ、豪州の上位3か国に99.8%を頼っているとしている。
小麦 - Sputnik 日本, 1920, 22.05.2022
上昇する小麦価格 だが原因はロシアにあらず
豚⾁、⽣鮮・乾燥果実は、2021年の上位2か国からの輸⼊割合が5割程度としている。
白書では、日本の農産物の輸⼊構造は、依然として⽶国を始めとした少数の特定の国への依存度が⾼いという特徴があると指摘している。
また、新型コロナウイルス感染症の感染拡⼤や、ウクライナ危機を踏まえ、日本国内の農業⽣産の増⼤に向けた取組の重要性が増していると主張している。
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