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砂漠で大気から飲料水を集める 魔法のフィルムが開発

砂漠 - Sputnik 日本, 1920, 29.05.2022
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米国人研究者が、最も乾燥した気候にあっても空気中の水分を簡単かつ低コストで抽出できる安価なゲルフィルムを開発した。ネイチャー・コミュニケーション誌が報じた。
研究者らがたてた課題とは、飲料水が不足する乾燥地帯に適した、便利で安価な飲料水採取装置の開発だった。
米テキサス大学が製造に成功したゲルフィルムには、1キロあたりわずか2ドル(約255円)という安価な材料が使用されている。この1キロのフィルムで、相対湿度15%以下の地域では1日6リットル以上、相対湿度が最高で30%までの地域では13リットル以上の水を作ることができる。
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この奇跡のゲルフィルムの作成に研究者らが選んだのは再生可能セルロースとコニャックガム。この2つの食品添加物は増粘剤や安定剤として使われているが、ゲルフィルムでは水を引き寄せる骨組みとして作用した。フィルムは構造的には多孔質のチューインガムに似ているために、水分を閉じ込めるスピードが速くなる。その水分を一滴も逃さずに集めるために、研究者らはフィルムの第2成分として耐水性の耐熱セルロースを作った。発明者らはこのフィルムを使った水分採取は、安価であることに加え、時間もかからず、特別な技術も必要ないため大規模な使用が可能と話している。
シンガポールで開発された天候条件に適応する省エネガラスについてのスプートニクの記事はここからお読みいただけます。
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