https://sputniknews.jp/20220602/11416410.html
サル痘ウイルス 特別な条件が整わないと感染しない 露ウイルス学者
サル痘ウイルス 特別な条件が整わないと感染しない 露ウイルス学者
Sputnik 日本
サル痘について、ガマレヤ疫学・微生物学研究センターのウイルス学教授のアナトリー・アルィトシュタイン主任研究員は、このウイルスには特別な特徴があり、感染性は低いため、感染するためには大量のウイルスを服用が必要という考えを示している。 2022年6月2日, Sputnik 日本
2022-06-02T02:25+0900
2022-06-02T02:25+0900
2022-06-02T02:25+0900
健康
研究
サル痘
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/07e6/06/01/11416379_0:160:3072:1888_1920x0_80_0_0_c71854c6d9b38339285588f2d6a7b06f.jpg
「(サル痘)ウイルスは飛沫感染するが、ウイルス自体の感染力は弱いという特質がある」アルィトシュタイン主任研究員は1日に行われた記者会見「サル痘:新たなパンデミックは起きるか?」でこうした見解を表した。アルィトシュタイン主任研究員は飛沫感染には大量のウイルスが必要だと説明している。「飛沫感染とはいわゆる面と向かってという状態だ。長時間、接触した場合、感染する可能性はある。接触感染も特に皮膚に病変がある場合は、可能性がある」とアルィトシュタイン氏は説明する。サル痘は、ヒトの間でも感染する珍しいウイルス感染症。通常は軽症で、ほとんどの人が数週間以内に回復するが、人によっては合併症を起こすことがある。サル痘の初期症状は、発熱、頭痛、筋肉痛、背中の痛み、リンパ節腫脹、悪寒、疲労感など。発疹は、多くの場合、顔から始まり、体の他の部分に広っていく。発疹は変化していき、様々な段階を経て最終的にかさぶたを形成し、その後剥がれ落ちるという。サル痘ウイルスは1958年、デンマークの研究所で、サルの天然痘類似疾患の調査を実施していた際に発見された。ヒトへの感染へは1970年、コンゴ民主共和国で初めて確認された。WHOは、天然痘ワクチンの接種がサル痘への効果的な予防策になるとして、濃厚接触者となった場合はワクチンを接種するよう推奨している。関連ニュース
https://sputniknews.jp/20220526/11357496.html
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
2022
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
ニュース
jp_JP
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/07e6/06/01/11416379_171:0:2902:2048_1920x0_80_0_0_f6b55589ad340d24eef228b21cf11eec.jpgSputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
健康, 研究, サル痘
サル痘ウイルス 特別な条件が整わないと感染しない 露ウイルス学者
サル痘について、ガマレヤ疫学・微生物学研究センターのウイルス学教授のアナトリー・アルィトシュタイン主任研究員は、このウイルスには特別な特徴があり、感染性は低いため、感染するためには大量のウイルスを服用が必要という考えを示している。
「(サル痘)ウイルスは飛沫感染するが、ウイルス自体の感染力は弱いという特質がある」アルィトシュタイン主任研究員は1日に行われた記者会見「サル痘:
新たなパンデミックは起きるか?」でこうした見解を表した。
アルィトシュタイン主任研究員は飛沫感染には大量のウイルスが必要だと説明している。
「飛沫感染とはいわゆる面と向かってという状態だ。長時間、接触した場合、感染する可能性はある。接触感染も特に皮膚に病変がある場合は、可能性がある」とアルィトシュタイン氏は説明する。
サル痘は、ヒトの間でも感染する珍しいウイルス感染症。通常は軽症で、ほとんどの人が数週間以内に回復するが、人によっては合併症を起こすことがある。サル痘の初期症状は、発熱、頭痛、筋肉痛、背中の痛み、リンパ節腫脹、悪寒、疲労感など。発疹は、多くの場合、顔から始まり、体の他の部分に広っていく。発疹は変化していき、様々な段階を経て最終的にかさぶたを形成し、その後剥がれ落ちるという。
サル痘ウイルスは1958年、デンマークの研究所で、サルの天然痘類似疾患の調査を実施していた際に発見された。ヒトへの感染へは1970年、コンゴ民主共和国で初めて確認された。WHOは、
天然痘ワクチンの接種がサル痘への効果的な予防策になるとして、濃厚接触者となった場合はワクチンを接種するよう推奨している。