日本の食卓から生ハムが消える イタリアの豚熱で=NHK

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ブタ - Sputnik 日本, 1920, 03.06.2022
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日本の食卓から生ハムが消えようとしている。発端は2022年1月にイタリアで確認されたアフリカ豚熱(ASF)。これにより日本の生ハムの大部分を占めていた伊産が輸入停止となり、関連業界が対応に追われている。NHKが伝えている。
NHKの報道によると、2022年1月、イタリアで豚の伝染病「ASF」が確認された。これを受け、日本は伊産の豚肉やその加工品などの輸入停止措置をとった。特に生ハムは伊からの輸入が7割を占めていたため、日本の食にも大きな影響を与えている。
ASFはヒトには感染しないが、ブタが感染すると致死率はほぼ100パーセントだといい、畜産業にとっては大きな打撃となる。日本では発生が確認されていないが、これまでにアフリカや欧州、アジア各国で症例が確認されている。
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日本の輸入業者や飲食店はイタリア産生ハムの供給停止を受け、代替えのスペイン産などの確保に動いている。ただ、スペイン産は元から高価格なうえに、需要がひっ迫して例年より2割ほど高くなっているという。
日本の農林水産省によると、伊産豚肉の輸入再開の目途は立っていない。だが、一部の輸入業者は伊産生ハムに風味が似ているスロベニア産の輸入開始に向けて交渉を進めているという。
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