https://sputniknews.jp/20220606/11455446.html

豚と馬は人間の感情を声で認識する

豚と馬は人間の感情を声で認識する

Sputnik 日本

スイスの研究者によると、声の感情的なニュアンスによって人間の気分をよく感じ取ることができるのは犬だけではない。サイト「BMC Biology」が報じた。 2022年6月6日, Sputnik 日本

2022-06-06T07:37+0900

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実験では、ペットの豚と捕獲された野生のイノシシ、飼われている馬と野生のモウコノウマが使用された。これらすべての豚と馬にさまざまな音を聞かせたが、その中には、同種または近親関連にある種に属するものもあれば、人間が作ったものも含まれた。録音された音は数秒程度で、ポジティブかネガティブか、何らかの感情を表現していた。調査の結果、誰が発したかに関係なく、両方の馬とペットの豚は、ネガティブな感情を表現する音に対してより強く反応することが判明した。警報音を聞いた馬は、歩行量が増え、尾の動きが少なくなり、警戒心が高まったと考えられる。ブタはこの音を聞き、立っている時間が長くなり、食欲が減少した。一方、野生のイノシシについては、同種・他種ともに「ポジティブ」と「ネガティブ」の音に差がないことが分かった。得られた結果から研究者らは、動物界、この場合は豚と馬には、他の生物の感情を把握し、自分もそれを感じることができる原始的な共感が存在すると結論づけた。通信社スプートニクは以前、動物学者らが、象がいかに死んだ仲間を弔うかについて明らかにしたと報じている。関連ニュース

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