ヨーロッパ最大の肉食恐竜が発見される 英国
© 写真 : Chris Barker & Dan Folkesスピノサウルス科
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英国南部ワイト島で、ヨーロッパで既知のものよりも大きな恐竜の化石が発見された。この発見をまとめた論文が、9日に学術誌「PeerJ Life & Environme」に掲載されている。
英サウサンプトン大学の古生物学者によると、化石はワイト島の岩場で発見された。系統解析の結果、発見された恐竜はスピノサウルス科の一種である可能性が高いが、正確に断定することはできないという。
今回は発見された恐竜は、1億2500万年前の白亜紀に生息していたとみられている。化石は古い岩石から発見され、脊椎、腰、尾の骨の他に四肢の骨の一部も見つかった。研究者らは、この恐竜の体長は10メートルを超えると推定している。
A European giant: a large #spinosaurid (Dinosauria: Theropoda) from the Vectis Formation, UK
— PeerJ - the Journal of Life & Environment (@PeerJLife) June 9, 2022
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Research from Barker et al. @unisouthampton @EvoPalaeoLab #Paleontology @TetZoo
同大学の博士課程に在籍するクリス・バーカー氏は、「『標本の大きさ』が印象的です。この生物は、ヨーロッパで生息していた恐竜の中で最大級の、しかもおそらく最大の陸上の捕食者です」と述べている。
スプートニクは以前、ほとんどの恐竜が恒温動物で、体温は現代の哺乳類よりも高かったという研究について報じている。
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