英国当局がアサンジ氏の米国への引き渡しを承認 禁固175年の可能性 ウィキリークス
2022年6月17日, 18:46 (更新: 2022年6月17日, 19:10)
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ウィキリークスは17日、英国のプリティ・パテル内務大臣がウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジ氏の米国への引き渡しを承認したと発表した。
ウィキリークスは、内務省によるアサンジ氏の引き渡し決定に対して控訴すると表明した。
発表では、「ジュリアンの自由への道は長く苦痛に満ちている。今日、私たちの闘いは終わっていない。これは新たな法廷闘争の始まりに過ぎない。司法制度を通じて『決定』に対し上訴する。次の上訴は高等裁判所となる。私たちは街頭で積極的に闘い、大声で訴える。私たちは闘いを組織し、ジュリアンの事件をみんなに知らせる」と述べている。
BREAKING: UK Home Secretary approves extradition of WikiLeaks publisher Julian Assange to the US where he would face a 175 year sentence - A dark day for Press freedom and for British democracy
— WikiLeaks (@wikileaks) June 17, 2022
The decision will be appealedhttps://t.co/m1bX8STSr8 pic.twitter.com/5nWlxnWqO7
ウィキリークス創始者アサンジ事件
アサンジ氏は米国がアフガニスタン、イラクでの軍事作戦で行った違法行為についての機密情報を暴露し、世界的な知名度を得た。アサンジ氏は軍事作戦で殺害された一般市民についてやキューバのグアンタナモにある米国の収容施設の高速条件についての資料をリークしたことでも知られている。
アサンジ氏は2012年6月からロンドンにあるエクアドル大使館に身を寄せてきたが、2019年4月11日朝、米国の要請で逮捕されて以来、厳格な体制で知られるベルマーシュ刑務所に収監されている。米国はアサンジ氏に対して新たに、スパイ法違反、機密情報の暴露など17項目の起訴状を突き付けており、米国への引き渡しが実現する場合、175年の禁固刑が科せられる恐れがある。