https://sputniknews.jp/20220617/3000dna-11587801.html
普通のティーバッグから節足動物3000匹のDNAを検出
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紅茶やハーブティの茶葉40種から節足動物約3000匹のDNAが検出された。この検出結果をまとめた論文が、学術誌「バイオロジー・レターズ」に掲載されている。 2022年6月17日, Sputnik 日本
2022-06-17T18:27+0900
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独トリーア大学の研究者らは今回、スーパーマーケットで販売されているハーブティ、緑茶や紅茶40種類超の茶葉にどんな節足動物が接触してきたのかを調査した。研究者らがこの調査で利用した手法は「環境DNA(eDNA)」というもの。これは、土壌、空気や水などの環境から採取される生物由来のDNAのことで、「環境DNA」を分析することで、その環境に生息している生物の特定が可能となる。研究者らが40種類以上の茶葉を調べたところ、節足動物3264匹のDNAが発見された。これらの多くは収穫前のハーブや茶葉に接触していたとみられているが、収穫・乾燥後に入り込んだと思われるものもあるという。「環境DNA」という分析方法は、生きた標本を徹底的に探す代わりに、特定の地域にどのような昆虫が生息しているかを調べるという、研究者にとってユニークな調査方法だという。例えば今回の調査では、節足動物のDNAのほとんどは緑茶から発見され、1200種の遺伝子サンプルを茶葉から特定できたという。関連ニュース
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普通のティーバッグから節足動物3000匹のDNAを検出
紅茶やハーブティの茶葉40種から節足動物約3000匹のDNAが検出された。この検出結果をまとめた論文が、学術誌「バイオロジー・レターズ」に掲載されている。
独トリーア大学の研究者らは今回、スーパーマーケットで販売されているハーブティ、緑茶や紅茶40種類超の茶葉に
どんな節足動物が接触してきたのかを調査した。
研究者らがこの調査で利用した手法は「環境DNA(eDNA)」というもの。これは、土壌、空気や水などの環境から採取される生物由来のDNAのことで、「環境DNA」を分析することで、その環境に生息している生物の特定が可能となる。
研究者らが40種類以上の茶葉を調べたところ、節足動物3264匹のDNAが発見された。これらの多くは収穫前のハーブや茶葉に接触していたとみられているが、収穫・乾燥後に入り込んだと思われるものもあるという。
「環境DNA」という分析方法は、生きた標本を徹底的に探す代わりに、特定の地域にどのような昆虫が生息しているかを調べるという、研究者にとってユニークな調査方法だという。例えば今回の調査では、節足動物のDNAのほとんどは緑茶から発見され、1200種の遺伝子サンプルを茶葉から特定できたという。