韓国大統領のNATOサミット参加は反露、反中国への政策転換ではない=コリア・タイムズ
2022年6月26日, 10:07 (更新: 2022年6月26日, 11:40)
© AP Photo / Jeon Heon-Kyun韓国大統領のNATOサミット参加は反露、反中国への政策転換ではない=コリア・タイムズ
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韓国の尹錫悦大統領がNATO(北大西洋条約機構)のサミットに参加することは、韓国が反ロシアまたは反中国の政策に転換したことを意味しない。コリア・タイムズ紙が韓国大統領府の消息筋を引用して報じた。
コリア・タイムズ紙の消息筋は次のように発言した。
「尹錫悦大統領がサミットに参加することについて、我々の立場に変化はない。我々が先に表明していた通り、大統領の参加はソウルが反中国、または反ロシアの政策に転換する可能性があるという疑念にいかなる関係もない」
The presidential office has dismissed #China's apparent #objection to President #YoonSukYeol's #attendance at next week's North Atlantic Treaty Organization (#NATO) #Summit, saying his participation has nothing to do with any "anti-China policy." https://t.co/FtC1lGGUXC
— The Korea Times (@koreatimescokr) June 24, 2022
大統領は29日から30日にかけて予定されているNATOサミットに参加する。韓国の首脳がNATOサミットに参加するのは初めて。サミットでは日米韓の首脳らによる3ヶ国協議や、その他多くの2カ国間協議も予定されている。
韓国政府高官は政府としてNATO加盟は目指していないと強調しつつ、国際社会でのプレゼンスを拡大するためにNATOサミットに参加すると指摘している。
韓国は既にウクライナに対して5000万ドルの人道支援を行っており、新たに同額の支援を実施するという。これにより、ウクライナに対する韓国の人道支援額は1億ドルに達する見通し。尹大統領はこの人道支援についてNATOのサミットで報告すると見られている。なお、韓国はウクライナに対して軍事支援は行っていない。
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