IT・科学 - Sputnik 日本, 1920, 19.10.2021
IT・科学
SNSから最先端テクノロジーまで

過食を制御する脳内メカニズムを解明 肥満の新たな治療法を開発へ

© Fotolia / Africa Studio肥満
肥満 - Sputnik 日本, 1920, 02.07.2022
サイン
肥満は、独ケルン大学が開発した新しい治療法によって軽減される可能性がある。同大学のウェブサイトがこの研究について伝えている。
同大学の研究者らは以前、リゾホスファチジン酸(LPA)が摂食行動において重要な役割を果たすことが、マウスを使った実験で突きとめていた。つまり、マウスは脳内のLPA濃度が高くなると餌を探すようになるが、オートタキシン阻害剤を投与すると、LPAの濃度が低下し、餌を探さなくなるという。
そこで研究者らが今回、肥満のマウスに阻害剤を定期的に注射する実験を行ったところ、マウスの体重が減少するようになったという。研究者らは、「LPAシナプスのシグナル伝達に問題がある人は、太りやすく、II型糖尿病を患う可能性が高い。このことは、我々が現在開発中のオートタキシン阻害剤を人体に使用した場合、治療効果が期待できることを示している」と説明している。
ジム - Sputnik 日本, 1920, 18.06.2022
IT・科学
ダイエットに効果的な物質が発見される
研究者らは今後、ヒトでの治療に向けて研究を行っていく予定で、将来的にこの手法を神経疾患や精神疾患の治療にも応用したいとしている。
関連ニュース
欧州の成人の半分以上が過体重:WHOが警鐘
運動療法は不要 米国で新たな肥満防止薬が開発
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала