中国の航空機2機が台湾の防空識別圏に侵入 台湾が軍事演習を準備

© AFP 2022 / Ye Aung Thu Shaanxi Y-8
 Shaanxi Y-8 - Sputnik 日本, 1920, 11.07.2022
台湾の防空識別圏で2機の中国軍用機が確認された。中国国防部を引用し「英文台湾日報」紙が報じた。
台湾軍によると、人民解放軍空軍のY-8偵察機1機と、同タイプの対潜哨戒機1機が台湾南西部の防空識別圏地域に飛来した。これを受けて、台湾側は航空機を差し向け、無線警報を発し、対空ミサイルシステムを展開して同区域の航空機を監視した。
防空識別圏とは各国が防空上の必要性から領空とは別に設定した空域のことで、航空機が飛来した場合、航空管制官がその身元を明かすように求める。今月、中国は戦闘機10機と着弾観測機7機を台湾の同空域に派遣した。
2020年9月以降、中国は定期的に台湾の防空識別圏に航空機を派遣するなど、グレーゾーン戦略を展開しており、さらに、その多くは南西部が中心となっている。

台湾、攻撃訓練を実施

台湾の中央通信社によれば、台湾が毎年実施する実弾軍事演習「漢光演習」の第2弾が25日から29日にかけて行われる。中国人民解放軍の航空機およびヘリコプターによる攻撃を想定し、この攻撃から台北港を防衛することが、今回の軍事演習の重要な目的の1つとなる。
軍事専門家によると、この港は軍事行動の際に台湾の中央行政を防衛する上で重要な施設と考えられている。同港湾は、台湾北部の淡水河の河口に位置している。この河川は台北市周辺を流れる戦略的に重要な水路となっている。
報道によれば、今回の演習では、ウクライナでの軍事戦術も考慮されるという。特に、台湾軍は、ウクライナ軍が使用しているジャベリン対空ミサイルシステムとスティンガー携帯式防空システムを活用した戦術訓練を予定している。このほか、演習ではドローンの使用も予定されている。
中国国防省の呉謙報道官は以前、米国のリーク・スコット上院議員と台湾首脳部との会談に抗議し、「中国人民解放軍はいつでも戦争の準備ができている」と述べ、台湾への支援を強める米国を強くけん制した。
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