IT・科学 - Sputnik 日本, 1920, 19.10.2021
IT・科学
SNSから最先端テクノロジーまで

約40年前に形成されたオゾンホール発見 これまで最大の南極上の7倍

© 写真 : Pixabay気候変動
気候変動 - Sputnik 日本, 1920, 11.07.2022
サイン
1985年に南極で発見された最も有名なオゾンホールの面積7倍に当たるオゾンホールが熱帯地域上空に確認された。カナダの研究者、ツィン(Qing-Bin Lu)氏が発表した。今回確認されたオゾンホールは1980年代に形成されたものだという。
熱帯域上、低成層圏で発見されたオゾンホールが含むオゾンは、通常の大気と比較して25%少ないという。ホールは北緯30度から南緯30度の間にあり、面積は南極のものを7倍上回る。深さはほぼ同じで、南極のホールと同様、「熱帯ホール」の中心部のオゾンは通常より80%ほど少なくなっている。さらに「熱帯ホール」の穴は季節的なものではなく通年の性質をもっていると、同研究者は衛星データを基に結論づけた。
ニューデリーのゴミ捨て場で火災 インド - Sputnik 日本, 1920, 09.06.2022
IT・科学
インド 環境パフォーマンス指数で最下位に 日本の順位は?
論文執筆者で、カナダ・オンタリオのウォータールー大学教員のツィン氏は「熱帯地域は地球の表面積の半分を占め、世界の人口の約半数が居住する地域だ。熱帯オゾンホールの存在は、世界的に深刻な懸念材料となる」と語る。

オゾンホールの何が危険か

オゾン層は、メラノーマをはじめとする皮膚がんの主な原因である紫外線から地球を保護している。オゾンにとって極めて危険なのがフロン類であり、成層圏の氷の結晶上に落下すると太陽光の影響で遊離塩素ラジカルに分離し、オゾンを破壊してオゾンホールを形成する。これまで最も有名なオゾンホールは1985年に南極上空で発見されたホールで、直径1000キロメートルを超えていた。
関連記事
電力需要ブームで地球の環境汚染はカタストロフィー
南極上空のオゾンホール、南極大陸を上回る大きさに
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала