日本 海上保安庁の巡視船が実弾誤射 陸地向け8発
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日本の沖縄県宮古島市で19日、海上保安庁の巡視船が点検中に誤って機関砲を発射していたことが分かった。現在、宮古島海上保安部が原因を調査している。日本のメディアが報じた。
宮古島海上保安部によると19日午前11時10分ごろ、宮古島市の伊良部島にある長山港に停泊していた巡視船「しもじ」の船上で、乗組員らが20ミリ機関砲の点検中に誤って実弾8発を陸に向けて発射した。
砲口は奥行き約80メートルの藪の方向へ向いていて、その先には県道や畑などがあった。誤射によるけが人や民間施設への被害などは確認されていないという。
19日午前、沖縄県伊良部島の港に接岸していた巡視船で、搭載されている機関砲を点検中、実弾少なくとも8発が陸側に向かって発射されました。けが人や周辺の施設への被害は確認されていないということで、宮古島海上保安部が原因を調べています。https://t.co/6PBnjgxfnb#nhk_video pic.twitter.com/fVUQc98o5K
— NHKニュース (@nhk_news) July 19, 2022
これについて同日、松野博一官房長官は記者会見で「大変遺憾だ」と指摘。そのうえで、今後、海上保安庁で徹底した事実関係の調査および原因究明が実施されると説明した。
巡視船「しもじ」は2016年に宮古島海上保安部に配備。尖閣諸島周辺海域での外国漁船による違法操業の取締りなどを行っていた。
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