南クリル諸島 元島民らによる「洋上慰霊」始まる
CC BY-SA 4.0 / Bigwumpus / Raikoke (cropped image)南クリル諸島(日本側の定義では「北方領土」)
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南クリル諸島(日本側の定義では「北方領土」)では、元島民らが船から先祖を供養する「洋上慰霊」が23日から始まった。NHKが報じている。
ウクライナにおけるロシアの特別軍事作戦の影響により、「北方墓参」や「ビザなし交流」などの南クリル諸島との交流事業が見送られている。
こうした中、千島歯舞諸島居住者連盟と北海道は、故郷の島を訪問できない元島民らの要望を受け、船から先祖を供養する「洋上慰霊」を23日から10回にわたり実施する。
北方四島 元島民らの「洋上慰霊」始まる 交流事業見送りの中 #nhk_news https://t.co/feZ7Jlu5Mq
— NHKニュース (@nhk_news) July 23, 2022
NHKの報道によると、23日は元島民や家族など42人が参加し、チャーター船「えとぴりか」に乗り込み、根室港を出発した。
当初はハボマイ群島(日本側名称:歯舞群島)の手前まで進む予定だったが、悪天候により、その手前の洋上で慰霊祭が行われた。
洋上慰霊は8月10日にかけて10回行われ、全国から計331人が参加する予定。
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