https://sputniknews.jp/20220724/the-spectator-12153564.html
ガス不足の場合、ドイツはウクライナの支援をやめる可能性がある=The Spectator
ガス不足の場合、ドイツはウクライナの支援をやめる可能性がある=The Spectator
Sputnik 日本
アンナレーナ・ベアボック独外相は、ドイツがガス不足に直面した場合、ウクライナ支援の打ち切りもありうることを示唆した。英国The Spectator誌が報じた。 2022年7月24日, Sputnik 日本
2022-07-24T15:04+0900
2022-07-24T15:04+0900
2022-07-28T18:55+0900
ドイツ
ガス
ロシア
エネルギー危機
ウクライナ
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/500/35/5003564_0:0:3071:1728_1920x0_80_0_0_f5bb555731b8a8c58ff78fb0396f3f31.jpg
同誌は、ベアボック外相は、カナダに対してパイプライン「ノルド・ストリーム」のタービンのロシアへの返却を要請することで、プーチン大統領のレトリックの「術中にはまった」との見方を示している。同誌のコラムニストは、アンナレーナ・ベアボック外相のチームが記者団に対し、カナダ側にタービンをロシアに返却するよう説得した事実を認めたと書いている。ベアボック外相は、タービンが返却されなければ、「ガスを得られず、大きな社会不安への対処を迫られ、今後のウクライナ支援が不可能となる」とカナダ側に事情を説明したと語っている。またコラムニストは、ドイツ当局は、差し迫ったエネルギー危機によるパニックを隠すことができないと強調し、「ドイツはまだ明らかに神経質になっている。冬を乗り切るのに十分なガスがあるかどうかは不明だ」と語った。7月20日、ロシア国営企業「ガスプロム」は、ガス・タービンの返却に関する文書をシーメンスからまだ受け取っていないことを明らかにした。このタービンがロシアに返却されていなかったことにより「ノルド・ストリーム」の稼働率は最大時の30%にまで引き下げられていた。先にロシアはバルト海を経由して欧州に天然ガスを供給する「ノルドストリーム」の運用方法を変更した。パイプラインの運用に必要な独シーメンス社製のタービンは先にカナダに輸送され、メンテナンスを受けていたが、西側の制裁により、このタービンをロシアに返却することが不可能なったことが理由。これによりロシア側は6月中旬、欧州に供給する天然ガスの量を40%にまで削減したほか、定期点検を理由に7月11日から21日にかけて稼働を完全に停止させていた。関連ニュース
https://sputniknews.jp/20220724/12150822.html
ドイツ
ウクライナ
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
2022
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
ニュース
jp_JP
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/500/35/5003564_194:0:2925:2048_1920x0_80_0_0_68da8728d0f95fd242dd951e409347be.jpgSputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
ドイツ, ガス, ロシア, エネルギー危機, ウクライナ
ドイツ, ガス, ロシア, エネルギー危機, ウクライナ
ガス不足の場合、ドイツはウクライナの支援をやめる可能性がある=The Spectator
2022年7月24日, 15:04 (更新: 2022年7月28日, 18:55) アンナレーナ・ベアボック独外相は、ドイツがガス不足に直面した場合、ウクライナ支援の打ち切りもありうることを示唆した。英国The Spectator誌が報じた。
同誌は、ベアボック外相は、カナダに対してパイプライン「ノルド・ストリーム」のタービンのロシアへの返却を要請することで、プーチン大統領のレトリックの「術中にはまった」との見方を示している。
同誌のコラムニストは、アンナレーナ・ベアボック外相のチームが記者団に対し、カナダ側にタービンをロシアに返却するよう説得した事実を認めたと書いている。ベアボック外相は、タービンが返却されなければ、「ガスを得られず、大きな社会不安への対処を迫られ、今後のウクライナ支援が不可能となる」とカナダ側に事情を説明したと語っている。
またコラムニストは、ドイツ当局は、差し迫ったエネルギー危機によるパニックを隠すことができないと強調し、「ドイツはまだ明らかに神経質になっている。冬を乗り切るのに十分なガスがあるかどうかは不明だ」と語った。
7月20日、ロシア国営企業「ガスプロム」は、ガス・タービンの返却に関する文書をシーメンスからまだ受け取っていないことを明らかにした。このタービンがロシアに返却されていなかったことにより
「ノルド・ストリーム」の稼働率は最大時の30%にまで引き下げられていた。
先にロシアはバルト海を経由して欧州に天然ガスを供給する
「ノルドストリーム」の運用方法を変更した。パイプラインの運用に必要な独シーメンス社製のタービンは先にカナダに輸送され、メンテナンスを受けていたが、西側の制裁により、このタービンをロシアに返却することが不可能なったことが理由。これによりロシア側は6月中旬、欧州に供給する天然ガスの量を40%にまで削減したほか、定期点検を理由に7月11日から21日にかけて稼働を完全に停止させていた。