「危険な接近」 米国の空母に中国は何で準備対抗したか?

CC BY 2.0 / U.S. Navy/MC2 John Harris / USS Ronald Reagan空母ロナルド・レーガン (USS Ronald Reagan) とミサイル巡洋艦チャンセラーズビル (USS Chancellorsville, CG-62)の演習
空母ロナルド・レーガン (USS Ronald Reagan) とミサイル巡洋艦チャンセラーズビル (USS Chancellorsville, CG-62)の演習 - Sputnik 日本, 1920, 03.08.2022
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ナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問を背景に、米国は南シナ海水域に驚異的な規模の艦隊群を集結させた。空母数隻、数十隻の軍艦、何百機もの飛行機を動員することで米国は中国との「ゲーム」の掛け金をつり上げた。だが、中国はこれに対抗するだけのものはある。
米国太平洋軍司令部の報道官はリアノーボスチ通信からの取材に以下の軍艦の配備を確証した。
空母ロナルド・レーガン(CVN-76)の攻撃船団
ミサイル駆逐艦ヒギンズ(DDG 76)
(CG54)ミサイル巡洋艦アンティータム(CG54)
(CG 62)ミサイル巡洋艦チャンセラーズビル (CG 62)
© AFP 2023 / Kim Jae-Hwan空母ロナルド・レーガン(CVN-76)の攻撃船団
空母ロナルド・レーガン(CVN-76)の攻撃船団 - Sputnik 日本, 1920, 03.08.2022
空母ロナルド・レーガン(CVN-76)の攻撃船団 【アーカイブ写真】
この攻撃船団を上空から戦闘機F-15がカバー。軍艦は南シナ海、フィリピン海で巡回警備を行っている。
© MKratko (screenshot)ミサイル巡洋艦アンティータム(CG54)
USS Antietam (CG-54)  - Sputnik 日本, 1920, 03.08.2022
ミサイル巡洋艦アンティータム(CG54)

対抗する中国

中国人民解放軍は南東方面の軍備を増強し、8月4日から7日、台湾周辺の6か所の水域で大規模な軍事演習の実施を宣言している。台湾沿岸から125キロ離れた龍田(ルンチャン)空軍基地では戦闘機 J-11 と J-16、およびロシアから購入したSu-27が確認されている。
© 写真 : U.S. Air Force Staff Sgt. D. Myles Cullen中国空軍(戦闘機 J-11)
中国空軍(戦闘機 J-11) - Sputnik 日本, 1920, 03.08.2022
中国空軍(戦闘機 J-11)
また旧式戦闘機で無人機に転換されたJ-6も配備された。無人機に転換したJ-6は敵の対空防衛システムの注意をそらし、電子攻撃の手段ないしは神風ドローンとして用いることができる。
ペロシ米下院議長は2日夜、台湾に到着し、翌3日朝、蔡英文総統と会談した。 米国下院議長の台湾訪問は1997年以来初めて。
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