アジア太平洋地域でNATOの利益を促進するためにAUKUSを利用する傾向がある = ラブロフ外相

© Sputnik / Kirill Kallinikov / メディアバンクへ移行ロシアのラブロフ外相
ロシアのラブロフ外相 - Sputnik 日本, 1920, 05.08.2022
サイン
ロシアのラブロフ外相は5日、記者団に対し、AUKUS(オーストラリア、英国、米国)などの枠組みを創設する米国の行動は、インド太平洋地域で北大西洋条約機構(NATO)の利益を促進することを目的としており、これはコンセンサスと相互尊重に基づいて活動している東南アジア諸国連合(ASEAN)の開かれたフォーマットに脅威をもたらしていると述べた。
ラブロフ外相は、NATO加盟国が自分たちの意図を隠そうとさえしないことに注目し、「今年6月にマドリードで開催されたNATO首脳会議では、安全保障分野における NATOのグローバルな安全保障上の責任が宣言され、欧州大西洋およびインド太平洋地域の安全保障は不可分であるという命題が提起された」と述べた。

「そしてもちろん、この作業で(米国とNATOは)現代の日本に見られる軍国主義的な機運を積極的に利用している。日本、またニュージーランドやオーストラリアは、われわれがいる地域におけるNATOの軍事インフラの拡大や、そこでのNATOの軍事活動のニーズに合わせたサプライチェーン形成と結びつく活動に積極的に引き込まれている」

NATO - Sputnik 日本, 1920, 29.06.2022
「アジア太平洋地域は大西洋ではない」 北朝鮮、NATO同地域拡大に警告
中国は先に、潜水艦用の高濃縮ウラン原子炉をオーストラリアに提供する米国の計画について、核拡散防止条約(NPT)の原則に違反するとして、AUKUSの3か国に対し、「思いとどまる」よう求めた。
関連記事
豪首相 ASEAN首脳に「AUKUS」への理解を訴え
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала