https://sputniknews.jp/20220806/--12361474.html

「米国は自国の大陸以外のあらゆる場所で不和の種をまいている、今度はアジアで」＝ メドベージェフ副議長

「米国は自国の大陸以外のあらゆる場所で不和の種をまいている、今度はアジアで」＝ メドベージェフ副議長

Sputnik 日本

ドミートリー・メドベージェフ安全保障会議副議長は、米国のナンシー・ペロシ下院議長の台湾訪問について意見を述べ、今後起こりうる事態について指摘した。また、彼のアカウントのハッキングと、旧ソ連加盟の共和国に対して激しい攻撃を加えた投稿の公開について言及した。同副議長は、こうした事態を情報戦争の表れであると強調した。 2022年8月6日, Sputnik 日本

2022-08-06T19:15+0900

2022-08-06T19:15+0900

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ペロシ氏の台湾訪問ペロシ氏の台湾訪問をどう見るかとのジャーナリストの質問に対し、メドベージェフ氏は、この訪問は明らかに、そして、完全に悪意のある挑発であると回答した。同氏は、「まったくあいまいなレトリックが使われた。私たちは『1つの中国』の原則に賛同し、同時に、民主主義に賛成し、専制政治に反対している。しかし、米国は、独立国家の建設のために台湾を支援する」と述べ、この方針を堅持することが、ペロシ氏や他の米国の活動家らの立場であると強調した。米国の支配階級のゲームメドベージェフ氏によると、米国は中国の問題への不干渉と「1つの中国」の原則を形式的には賛成する一方、さまざまな方法で分離主義者を支援しているという。また、このような訪問は事前に計画され、すべての関係者のためにシナリオが用意されていたとも指摘した。そこでは役割が割り振られ、セリフも細部にわたって決められていた。この問題に関して、バイデン政権と議会の間に内部矛盾はなかったし、今もない。彼らがうわべだけの異なるアプローチをデモンストレーションしている時でさえも。メドベージェフ氏は、「騙されてはいけない。これは米国の支配階級によって完全に作られたゲームだ。プログラムとしては、スキャンダルを引き起こし、アジア情勢を悪化させるのが最低ライン。軍事紛争を勃発させ、それにより、不正な利益を得ることができれば最高だ」と強調し、こうしたシナリオは現在、ウクライナをはじめとして見うけられると述べた。同氏は、「米国はすでに同盟国である欧州を不安定にさせている。次は、アジアを含めた世界の他の地域の番だ。いいですか、彼らは自分たちの大陸以外のあらゆる場所で不和の種をまいているのだ。ロシアや中国、欧州、アジア、アフリカ、中南米で。ただ、自分たちの隣国ではないところでだ」と強調した。

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