独経済相の訪問後、カタールはドイツではなくイタリアにガスを供給=メディア

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独経済相の訪問後、カタールはドイツではなくイタリアにガスを供給=メディア - Sputnik 日本, 1920, 14.08.2022
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ドイツのロベルト・ハーベック経済相のカタール訪問の失敗は、カタールがドイツではなくイタリアにガスを供給しているという事実につながった。独紙Wirtschafts Nachrichtenがが報じた。
同紙によると、交渉開始から数カ月が経過したが、ドイツの基地への液化天然ガス(LNG)の供給はまだ始まっていない。一方、石油およびガスのエニ社によると、カタールからのタンカーがイタリアに入港した。エニ社は、イタリアがロシアから供給されていた200億立方メートルの天然ガスを置き換えることができたと指摘した。
ドイツは3月、カタールとLNGを供給する長期契約を締結したと発表した。 ハーベック経済相は、ロシア産ガスへの依存を減らすため、この取引はドイツの経済に「扉を開く」と述べていた。しかし、すでに5月には、ドイツとカタールが交渉中に困難に直面したことが伝えられていた。
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これより前、ドイツ環境省のバーデン=ヴュルテンメルグ・アンドレ・バウマン次官はゴミを分別し、ロシアからのガスへの依存度を下げるためにバイオマスからガスを生産するよう呼びかけていた。
ウクライナ情勢をめぐる対露制裁を背景に、欧州連合(EU)諸国は深刻なエネルギー危機に陥っている。これまでにEUは、2022年8月1日から2023年3月31日までガス需要を過去5年間の平均使用量と比べて15%削減することで合意していた。
一方、欧州では、海底天然ガスパイプライン「ノードストリーム」を経由するロシア産LNGの供給が大幅に減少したことで厳しい状況が続いている。ロシア側は、同パイプラインを経由するLNG供給制限はあくまで制裁によるもので、独シーメンス製ガスタービンの保守・修理に問題が生じたと繰り返し強調している。現在、パイプラインの運用は1基のタービンで行われている。
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