ドネツク人民共和国の自警団 - Sputnik 日本, 1920, 31.01.2022
ウクライナでの露特別軍事作戦
ロシアは2022年2月24日、ウクライナで軍事作戦を開始した。プーチン大統領は、その作戦の目的を「8年間ウクライナ政権によって虐待や大量虐殺にさらされてきた人々を守ること」だと述べた。プーチン大統領は、この目的のために「ウクライナの非軍事化と非ナチ化」を計画していると語った。西側諸国は、特別作戦に関連して、ロシアに対する新たな厳しい制裁を発動した。

イタリア紙 ゼレンスキーの「クリミア奪還」宣言の危険性を列挙

© AP Photo / Markus Schreiberウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領
ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領 - Sputnik 日本, 1920, 15.08.2022
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ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領がクリミアをロシアから奪わねばならないという発言は、ウクライナ危機を本格的な世界大戦に発展させかねない。これまでに世界のあまたの戦地に入り、あらゆる種類のテロ組織に捕虜にとられてきた戦地ジャーナリストのドメニコ・クイリコ氏は伊ラ・スタンパ紙にこうした記事を発表した。
クイリコ氏は、ウクライナ軍がクリミア半島へ攻撃するなど狂気の沙汰だと言う。クリミアはロシア人にとって国宝に匹敵する土地だからだ。クリミアと言ってロシア人の頭に浮かぶのは、ロシア海軍の栄光の街セヴァストポリ、1854年から1855年のクリミア戦争で倒れたロシア兵や水兵を記念するマラホフ丘、そしてレフ・トルストイの名前だとクイリコ氏は指摘し、ゼレンスキー大統領が先日の国民向け演説で発表したように、「領土返還 」をまさにクリミアから開始と決定したのであれば、現在のウクライナの 紛争は真の地獄の前兆に過ぎないことになると危惧感をあらわにしている。
クイリコ氏は、ゼレンスキー大統領は欧米の承認なしにこのような無鉄砲な措置を取ることは不可能であることから、これはすでに欧米をロシアとの直接対決に巻き込むことになると強調する。

「クリミアの奪還を試みるということは、米国の許可なくできる作戦ではない以上、支配的な考えは勝つまで戦い抜くことだ。手段を選ばず、合意や利害の調整の可能性はただでさえわずかしか残っていないのに、これでほとんどなくなってしまう。これが休戦に導く唯一の道であるはずなのに」

クイリコ氏のラ・スタンパ紙への寄稿のコメント欄には、ウクライナの現状はその政権の責任というクイリコ氏の見解に賛同が寄せられた。Nexusというニックネームのユーザーは、「結局、唯一の実際の問題はゼレンス キー自身」と書いている。Maxunstoppableというユーザーは、現状を次の ように説明した。
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「状況がそれほど悲惨でなく、これ以上悪くなる恐れがなければ、滑稽と言って済ませることができたかもしれない。米国はゼレンスキーを使って、手を汚さず、はした金でロシアと代理戦争をやるつもりだったが、実はゼレンスキーのほうが自分の目的に米国を利用し、まったく想定外のレベルの紛争に引きずり込んでいることが明るみになってきた。そして、米国はもはやこの紛争から抜け出す術を知らない」

これに先立ちスプートニクは、米ニュースサイト「ポリティコ」がゼレン スキー大統領とその側近に対し、ウクライナ軍の民間人への犯罪を非難したアムネスティ・インターナショナルの批判の正当性を認めるよう求めたと報じた事実を記した。
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