https://sputniknews.jp/20220822/12586800.html

人種差別ではなく、アイデンティティーの保護－南アに「白人のための都市」

人種差別ではなく、アイデンティティーの保護－南アに「白人のための都市」

Sputnik 日本

南アフリカの中心部には、他のどの街とも異なるオラニアという都市がある。そこには最初の欧州入植者の子孫が住んでおり、2500人の住民の中に黒人は1人もいない。テレビ局「TV5 Monde」が報じた。 2022年8月22日, Sputnik 日本

2022-08-22T02:45+0900

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「白人のための都市」の住民は、人種差別的な偏見ではなく、文化的アイ デンティティーを保護したいという願いから、その存在を説明している。オラニアの住民は、すべてアフリカーナ(南ア生まれの白人)であり、17世紀にアフリカ最南端に到着した最初の欧州入植者の子孫だ。彼らは人種差別政策のアパルトヘイトをノスタルジックに思い出す。オラニア市は30年前、「アパルトヘイトの設計者」とされる南アフリカのヘンドリック・フルウールト元首相の義理の息子によって、オレンジ川のほとりに建設された。この都市には独自の国旗と通貨があり、住民はアフリカーンス語しか話さない。また、アフリカーナーのコミュニティは、 人種差別主義者ではなく、その文化を多民族、多文化の南アフリカ共和国 から隔離したいと主張している。南アフリカの憲法には、自己決定権について記載されており、そのため、 アフリカーナーの飛び地が国民の大部分を苛立たせているにもかかわらず、同国の当局は「白人のための都市」が存在することを禁止できない。一方、オラニアの住民は、急速な人口増加を誇りに思っている。「白人のた めの都市」の人口は、設立時の人口より約10倍化している。通信社「スプートニク」は以前、今日、世界の権力者でさえ、人種差別で告発されることをいかに恐れているかについて報じている。たとえば、オランダ国王は、アフリカ人やアジア人が貢物を贈るという人種差別的なイ メージを理由に「黄金の馬車」の使用を停止した。関連ニュース

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