ソロモン諸島 米海軍の艦艇の入港を一時禁止へ

米海軍 - Sputnik 日本, 1920, 30.08.2022
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ソロモン諸島政府が、米海軍の艦艇の入港を一時的に禁止すると米当局に伝えていたことが分かった。ロイター通信が、在キャンベラ米国大使館の発表を引用して報じている。
同メディアは「8月29日、米国はソロモン諸島政府から、海軍のすべての訪問をプロトコルの手続き更新まで一時禁止する旨の公式通知を受けた」 と伝えている。しかし、ソロモン諸島政府のマナセ・ソガバレ首相の報道官は、入港禁止措置に関する報道を否定し、首相が30日午後にこの件について公式声明を出すとロイター通信に明らかにした。ソガワレ氏は、8月29日に2週間の滞在予定で首都ホニアラに到着した米海軍の病院船「マーシー」を歓迎するとしている。
同メディアによると、ソガワレ氏の発言は、米国側の不安を払拭するものではなかった。在キャンベラ米国大使館は、マーシーについては、入港禁止が発表される前に入港したため、訪問に関する外交的な許可を得ていたと指摘している。
ソロモン諸島のマナセ・ソガバレ首相 - Sputnik 日本, 1920, 14.07.2022
ソロモン諸島首相、同諸島の中国軍事基地設置の可能性を否定
数日前、米沿岸警備隊の船舶「オリバー・ヘンリー」がソロモン諸島政府に給油と補給のための寄港を求めたものの同国政府は要請に応じず、入港できなくなるという出来事が起きた。ソロモン諸島政府は当時、この船舶の他に英海軍の哨戒艦「スペイ」入港を拒否している。同メディアによると、ソロモン諸島当局のこうした行動は、ソロモン諸島が中国を優先し欧米との関係を断ち切ろうとしていることを示している可能性がある。専門家らは、4月にソロモン諸島と中国が安全保障条約を締結して以来、ソロモン諸島政府と米国政府の関係がこじれているとみている。ロイターによると、中国外務省はソロモン諸島での中国軍の基地設置の意図を否定している。
これよりも前、スプートニクは、米沿岸警備隊の船舶「オリバー・ヘンリー」が、ソロモン諸島政府から給油と補給のためにホニアラ港への寄港を求めたものの、入港許可を得られなかった出来事について詳しく報じている。
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