https://sputniknews.jp/20220901/12713522.html
体内にいる新型コロナの排除を促すナノマテリアル 中国の研究者らが開発
体内にいる新型コロナの排除を促すナノマテリアル 中国の研究者らが開発
Sputnik 日本
新型コロナウイルスの排除を促すナノマテリアル(ナノ材料)が、中国の研究者らによって開発された。この材料は、デルタ株やオミクロン株などのスパイクタンパク質をダーゲットとしたものだという。中国の英字紙「チャイナデイリー」が報じている。 2022年9月1日, Sputnik 日本
2022-09-01T06:05+0900
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中国科学院深圳先進技術研究所、国家ナノ科学センター、高エネルギー物理学研究所、昆明動物研究所の研究者らが今回、このナノ材料を開発した。研究者らは、銅、インジウム、リン、硫黄からなる非常に薄いナノシートを開発し、これが新型コロナウイルスに対する薬剤になるという。中国科学院深圳先進技術研究所、国家ナノ科学センター、高エネルギー物理学研究所、昆明動物研究所の研究者らが今回、このナノ材料を開発した。研究者らは、銅、インジウム、リン、硫黄からなる非常に薄いナノシートを開発し、これが新型コロナウイルスに対する薬剤になるという。研究者らによると、このナノシートは、従来型の新型コロナウイルスやデルタ株、オミクロン株などのスパイクタンパク質に結合する宿主の細胞にある受容体に対して極めて高い結合能力を示したという。この研究では、受容体とナノシートが結合すると、宿主の体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物を捕食する「マクロファージ」がウイルスを速やかに排除したことが確認されたという。このため、この材料は、宿主内のウイルス排除を促す目的で使用できる可能性がある。また、実験でこの材料をマウスで試したところ、ウイルスの侵入と感染を抑制し、新型コロナ感染によるマウスの肺炎を効果的に緩和できることが判明したという。研究者らは、このナノ材料が、新型コロナウイルス感染症を安全かつ効果的に治療するナノドラッグとして、また新型コロナへの感染力を低下させるナノ材料としての可能性があると指摘している。関連ニュース
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体内にいる新型コロナの排除を促すナノマテリアル 中国の研究者らが開発
新型コロナウイルスの排除を促すナノマテリアル(ナノ材料)が、中国の研究者らによって開発された。この材料は、デルタ株やオミクロン株などのスパイクタンパク質をダーゲットとしたものだという。中国の英字紙「チャイナデイリー」が報じている。
中国科学院深圳先進技術研究所、国家ナノ科学センター、高エネルギー物理学研究所、昆明動物研究所の
研究者らが今回、このナノ材料を開発した。研究者らは、銅、インジウム、リン、硫黄からなる非常に薄いナノシートを開発し、これが新型コロナウイルスに対する薬剤になるという。
中国科学院深圳先進技術研究所、国家ナノ科学センター、高エネルギー物理学研究所、昆明動物研究所の研究者らが今回、このナノ材料を開発した。研究者らは、銅、インジウム、リン、硫黄からなる非常に薄いナノシートを開発し、これが新型コロナウイルスに対する薬剤になるという。
研究者らによると、このナノシートは、従来型の新型コロナウイルスやデルタ株、オミクロン株などのスパイクタンパク質に結合する宿主の細胞にある受容体に対して極めて高い結合能力を示したという。
この研究では、受容体とナノシートが結合すると、宿主の体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物を捕食する「マクロファージ」がウイルスを速やかに排除したことが確認されたという。このため、この材料は、宿主内のウイルス排除を促す目的で使用できる可能性がある。
また、実験でこの材料をマウスで試したところ、ウイルスの侵入と感染を抑制し、新型コロナ感染によるマウスの肺炎を効果的に緩和できることが判明したという。
研究者らは、このナノ材料が、新型コロナウイルス感染症を安全かつ効果的に治療するナノドラッグとして、また新型コロナへの感染力を低下させるナノ材料としての可能性があると指摘している。