IMFとスリランカ、約4000億円の支援で合意

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IMFの本部 - Sputnik 日本, 1920, 01.09.2022
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国際通貨基金(IMF)は1日、スリランカに対して約29億ドル(約4000億円)の経済支援を行うことでスリランカとスタッフレベルで合意に達したと発表した。
スリランカに派遣されたIMF代表団団長のピーター・ブロイヤー氏とマサヒロ・ノザキ氏の声明では、新たな合意は「スリランカの成長可能性を解き放ち、腐敗に対する脆弱性を減らし、金融の安定性を確保すると同時に、マクロ経済の安定と債務の持続可能性を回復するというスリランカのプログラムをサポートする」と述べられている。
合意はIMF指導部の承認を受ける必要がある。
IMFはまた「債務の持続可能性を確保し、資金ギャップを埋めるのを助けるためには、スリランカの債権者による債務減免と多国間パートナーからの追加支援が必要になる」と指摘した。この目的のためにスリランカでは必要な改革が実施されるという。
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スリランカの危機

スリランカは現在、1948年の独立以来最悪の経済危機を経験しており、巨額の対外債務と外貨準備の慢性的な不足という問題を抱えている。新型コロナウイルスのパンデミックにより観光客の入国は制限され外貨が不足。その結果、燃料を十分に調達できない事態になっている。新型コロナウイルスの流行は、同国の重要な外貨獲得源である観光業に打撃を与えている。
過去20年間で、スリランカの対外債務は3倍になり、現在は510億ドル(約7兆449億円)と推定される。国内では食料や生活必需品、燃料、ガスなどの深刻な不足が発生し、2022年6月の国内の消費者物価は2021年に比べて54.6%高騰している。
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