米国、衛星攻撃兵器実験の中止を求める決議案提出へ 国連総会で

© 写真 : NASA, ESA, Joseph Olmsted (STScI)宇宙ごみ
宇宙ごみ - Sputnik 日本, 1920, 10.09.2022
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米国は今月開催される国連総会で、衛星攻撃兵器の発射実験中止を求める決議案を国連に提出する見通し。カマラ・ハリス米副大統領が9日、米国家宇宙評議会の会合で表明した。
ハリス氏は「4月、私は破壊的な直接上昇式の衛星攻撃兵器について、米国は今後は発射実験を行わないと発表した。今月末、米国は国連総会で他国にも同様の確約を求める決議案を提出する」と語った。
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4月、カリフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地を訪問した際、ハリス氏は衛星攻撃兵器の実験に関するモラトリアムの導入を発表した。ハリス氏によれば、こうした発射実験は危険であるため、米政権は新たなルールを確立し、宇宙での活動基準を設定したいとしている。米航空宇宙局(NASA)のビル・ネルソン長官は、米国と同様、衛星攻撃兵器の実験に関するモラトリアムを他国に呼びかけた。
ロシア国営宇宙企業「ロスコスモス」のドミトリー・ロゴジン前代表は当時、米政権の一貫性のなさを指摘。まずはロシアと中国が提案する宇宙空間における兵器配置防止条約案に対して適切に応答するべきだと提案した。
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