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米探査機「DART」が小惑星との衝突に成功　地球防衛実験の一環

米探査機「DART」が小惑星との衝突に成功　地球防衛実験の一環

Sputnik 日本

地球に衝突する危険のある小惑星から地球を守る実験の一環として、米国の探査機DARTが、地球に近い小惑星ディモルフォスとの衝突に成功した。26日、米航空宇宙局（NASA）がその様子を生配信した。 2022年9月27日, Sputnik 日本

2022-09-27T10:32+0900

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2021年11月、探査機DART（ダブル・アステロイド・リダイレクション・テスト）が打ち上げられた。地球に危険を生じさせることのない小惑星ディモルフォスとの衝突は米東部標準時の26日19時14分（日本時間27日8時14分）と推定され、自動的に行われた。生配信の司会者は「よし！」と実験成功を確認。小惑星の岩石表面に、時速約2万3000キロで接近する探査機の様子を配信した。NASAはDARTによるミッションを、今後脅威となりうる彗星や小惑星から地球を守るために、小惑星の軌道を変える史上初の試みと位置づけている。NASA惑星科学部門のローリー・グレイズ氏は、配信で「私たちは人類の新しい歴史を開き、潜在的な危険から身を守る機会を得た」と話した。ディモルフォスは直径およそ160メートルで、より大きな別の小惑星ディディモスの衛星。探査機DARTは小惑星を破壊することはないが、NASAは小惑星の軌道をわずかに変えることができると期待している。ディディモスーディモルフォス小惑星系は、地球から数百万キロ離れたところにある。科学者によると、この小惑星が地球に次に接近するのは2123年と予想されており、約590万キロの距離で地球に接近する。関連ニュース

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