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安倍元首相の国葬に参列したロシア代表 「安倍氏は日本が独自の道を歩み、自立しなければならないことを理解している人物だった」
安倍元首相の国葬に参列したロシア代表 「安倍氏は日本が独自の道を歩み、自立しなければならないことを理解している人物だった」
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... 2022年9月27日, Sputnik 日本
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これよりも前、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、プーチン大統領は安倍元首相の国葬に関して日本を訪問する予定はないと明らかにした。毎日新聞は日本政府筋の話として、プーチン大統領が国葬に参列したいと表明したとしても、日本政府は例外的な扱いでビザを発給はしないだろうと報じていた。プーチン大統領は今回日本を訪れなかったものの、安倍氏の国葬にはロシア大統領府のシュヴィトコイ大統領特別代表(国際文化協力担当)とガルージン駐日ロシア大使が参列した。シュヴィトコイ氏はスプートニクに対し、日本側の招待に非常に感謝していると述べた他、日本の政治指導者としての安倍氏を高く評価した。シュヴィトコイ氏は安倍氏の国葬についても高く評価している。しかし、同氏は、この式典で「悲しかった」ことが1つだけあると指摘した。しかし、シュヴィトコイ氏は、今回の訪日について少しも嘆いておらず、ロシアが安倍元首相の国葬に代表を送ることを決定したのは正しいことだと考えていると強調した。
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安倍元首相の国葬に参列したロシア代表 「安倍氏は日本が独自の道を歩み、自立しなければならないことを理解している人物だった」
2022年9月27日, 23:01 (更新: 2022年9月27日, 23:20) 独占記事
東京で27日に行われた安倍晋三元首相の国葬には、34人の国家元首と14人の元国家元首、皇室の方々など約4300人が参列した。ロシアからは、ミハイル・シュヴィトコイ大統領特別代表(国際文化協力担当)、ミハイル・ガルージン駐日ロシア大使が出席した。この国葬後、スプートニク特派員はシュヴィトコイ氏に式典の印象や露日文化における安倍首相の貢献について質問を行った。
これよりも前、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、プーチン大統領は安倍元首相の国葬に関して日本を訪問する予定はないと明らかにした。毎日新聞は日本政府筋の話として、プーチン大統領が国葬に参列したいと表明したとしても、日本政府は例外的な扱いでビザを発給はしないだろうと報じていた。プーチン大統領は今回日本を訪れなかったものの、安倍氏の国葬にはロシア大統領府のシュヴィトコイ大統領特別代表(国際文化協力担当)とガルージン駐日ロシア大使が参列した。
シュヴィトコイ氏はスプートニクに対し、日本側の招待に非常に感謝していると述べた他、日本の政治指導者としての安倍氏を高く評価した。
シュヴィトコイ氏:「この式典に私を招待することを決めた安倍氏の遺族と人々に心から感謝している。日本が生み出した優れた人物に対して敬意を表すべきなのだ。私は、安倍氏は戦後日本の総理大臣の中で最も有能な人物の一人ではないかと考えている。それは、最も長い間政権を担ってきたからというだけではない。最年少で首相に就任したからというわけでもない。安倍氏は、日本が昔から米国と根本的に親密な関係でありながらも、独自の道を歩み、自立していかなければならないことを、実によく理解している人物だった。日本の憲法が米国の政権の影響を受けて作成された際に押しつけられた条項を修正するための憲法改正が、安倍氏の首相時代に再び議題となったのは偶然ではないだろう。安倍氏は真の愛国者であり、日本にはマルチベクトルの政策が必要であることを理解している人物だった」
シュヴィトコイ氏は安倍氏の国葬についても高く評価している。しかし、同氏は、この式典で「悲しかった」ことが1つだけあると指摘した。
シュヴィトコイ氏:「近年の安倍氏の活動を紹介する短い動画の中で、安倍氏の対露政策について触れる余地が全くなかったのが残念だった。プーチン大統領との会談は27回にも及ぶと専門家は述べているのに、プーチン氏との会談はまるで行われなかったかのようだった。安倍氏のロシアへの訪問も、ロシアにおける日本の年のような、大規模イベントもなかったかのようだ。このイベントは2018年において大きな催しの一つだったとのだ。両国の関係において、これは大きなイベントだった。そして、これが今日の政治状況であると理解している。落胆せずにはいられない。しかし、日本の外務省から国葬に招待され、この国葬が非常に感動的な、心動かされるものだったので、本当にありがたく思っている。国葬は日本的な非の打ち所のないセンスとスタイルで、同時にとても感情的な高揚感を与えてくれるものだった。しかし、そのような式典にも政治は介入してくる。そして、こういったものが残念ながら、今の時代を表しているのだ」
しかし、シュヴィトコイ氏は、今回の訪日について少しも嘆いておらず、ロシアが安倍元首相の国葬に代表を送ることを決定したのは正しいことだと考えていると強調した。
シュヴィトコイ氏:「ロシアと安倍氏は最も友好的な関係にあり、とりわけ安倍氏とプーチン大統領が最も友好な関係にあるロシアは、安倍氏に対する態度を何らかの特別なジェスチャーで示すべきだと考えた。つまり、ロシア政府から人を向かわせるということだ。そして私は、これが全く正しく行われたと思っている。日本のパートナーたちも、このことに気づかずにはいられなかったと思う。我々が、今日の政治情勢が、安倍氏の晩年の政治活動を描いた映画の最後のシナリオをほのめかしていることに気づかずにいられなかったのと同じように」