モスクワで国際武道フェスティバル開催 日本文化に親しむ家族連れでにぎわう

© Sputnik / Asuka Tokuyama武道フェスティバル
武道フェスティバル - Sputnik 日本, 1920, 28.09.2022
サイン
25日、モスクワ市内のスポーツ施設で武道フェスティバルが開催され、およそ千人が参加した。空手をはじめ、柔術や居合道など、様々な種類の武道をたしなむ人々が日頃の鍛錬の成果を披露した。中にはモスクワ在住の日本人武道家の姿もあった。インドネシアの踊りや三味線・太鼓の演奏といった余興が催され、在露インドネシア大使館からは代表団が訪問した。着物の着付けや日本茶の試飲など、日本文化を体験できるコーナーは終始にぎわい、たくさんの家族連れがスポーツの秋を楽しんだ。
もともと毎年行っていたイベントだが、コロナで自粛を余儀なくされ、3年ぶりの開催となった。主催者のひとりロシア古武道・沖縄空手連盟会長ワレリー・マイストロヴォイさんは「たくさんの外国のゲスト参加のもと、10種類以上の武道を紹介することができました。ステージ上の発表を見るだけではなく、今回は体験タイムを設け参加型にしたことで、より面白くなったと思います」と話した。
© Sputnik / Asuka Tokuyama在モスクワの日本人武道家
在モスクワの日本人武道家 - Sputnik 日本
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在モスクワの日本人武道家
© Sputnik / Asuka Tokuyamaムエタイ体験講座
ムエタイ体験講座 - Sputnik 日本
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ムエタイ体験講座
© Sputnik / Asuka Tokuyama手鞠
手鞠 - Sputnik 日本
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手鞠
© Sputnik / Asuka Tokuyama着付け体験
着付け体験 - Sputnik 日本
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着付け体験
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在モスクワの日本人武道家
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ムエタイ体験講座
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手鞠
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着付け体験
空手指導者アレクセイ・ツヴェトコフさんの教え子は、2歳から65歳まで約50人が参加。「小さい子が何時間もじっと座っているのは本当に大変なので、よく頑張りました。空手の稽古だけでなく、他の人を見て自分の手本にしたり、文化について話したりすることは心の成長につながります」と、成長ぶりを評価した。
柔術連盟会長のヴィタリー・アルハンゲリスキーさんは、「今日の弟子の演舞は5点中4点」と辛口評価だ。「日本武道は厳しく指導するべきものですし、保守的です。私の指導も古来あるべき姿から決して逸脱しません」と話す。柔術を習いにくるロシア人は、主に成人男性。柔術は、柔術そのものに対する深い理解のほか、歴史的な認識や、武器の扱いなどが要求される。そのため、アルハンゲリスキーさんのもとには、柔術をやりたいという強固な意志をもった人のみが集まってくる。
漫画 - Sputnik 日本, 1920, 20.09.2022
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最近人気を集めているのが、ブラジル発祥で、格闘技・音楽・ダンスが融合した「カポエイラ」だ。モスクワ・カポエイラ連盟の会長アレクサンドル・ポサドネフさんによると、カポエイラはアクロバット的で音楽的な要素があることから、女の子にとても人気があるという。「空手は自分自身の鍛錬、自らとの会話を通して自分自身を高めるものですが、カポエイラは自由な思考と自由な身体、特に足の動きが特徴的です。カポエイラをやったことで他の種類の武道へ興味がわく人も多い」という。
マイストロヴォイさんは長くロシアと沖縄の関係に貢献したウチナー民間大使として日本への招聘を受けており、渡航を検討中だ。「今は大変難しい時代で、私たちも世界政治、世界情勢と無関係ではいられません。大事なのは、それぞれの人が自分の場所で自分のやるべき仕事をすることだと思います」と話している。
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