https://sputniknews.jp/20220929/13136025.html

日本　防衛省　性被害認め女性元自衛官に謝罪

日本　防衛省　性被害認め女性元自衛官に謝罪

Sputnik 日本

日本の防衛省は29日、元陸上自衛隊郡山駐屯地（福島県）に所属していた五ノ井里奈さん（23）が任務中に受けた性被害を訴えていた件について、事実関係を認めて謝罪した。TBSニュースが報じている。 2022年9月29日, Sputnik 日本

2022-09-29T17:52+0900

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五ノ井さんは2021年8月、訓練中に複数の男性隊員から性暴力を受けたという。その後、五ノ井さんは自衛隊を辞め、2022年8月末に防衛省を訪れ、性被害に対する公正な調査を求める署名を提出した。防衛省が調査を行ったところ、男性隊員が五ノ井さんを押し倒して性的な身体接触を行うなどのハラスメントがあったことが明らかになった他、他の女性隊員も同様の被害にあったことも判明した。同省の吉田圭秀幕僚長は29日の記者会見で、「これまで長く苦痛を受けられている五ノ井さんに対し、陸上自衛隊を代表して深く謝罪申し上げます」と述べ、謝罪した。毎日新聞によると、五ノ井さんが受けた性被害について、隊員3人が強制わいせつ容疑で書類送検され、不起訴処分となった。しかし、郡山検察審議会は9月に不起訴不当と議決し、現在、福島地検が再捜査を行っている。この報道を受け、Yahoo!のコメント欄では、元特捜部主任検事の前田恒彦氏が、この件の捜査や書類送検は、自衛隊内で発生した犯罪を担当する警務隊が行っていると指摘した上で、これまでの調査では「身内びいきの手抜き捜査が行われた可能性」があるとして、検証を行う必要があると述べている。また、五ノ井さんの件で明らかになった自衛隊内の性暴力について「氷山の一角だと思う」とコメントするユーザーもいる。自衛隊や警察、学校などの公的な組織には隠蔽体質があるが、こういった事件がこれまでにもたくさんあったはずであり、今後は身内だけで捜査するのではなく、外部監査を入れるべきだと指摘している。

https://sputniknews.jp/20220906/12793306.html

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