ロシアの穀物収穫量、過去最多 輸出を拒んでいるのは誰?

© Sputnik / Vitaliy Timkivロシア南部・クラスノダール地方の小麦収穫(アーカイブ)
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今年のロシア国内の穀物収穫量がこれまでに1億4750万トンに達し、過去最高記録を更新した。ロシア農業省がSNS上の公式ページで明らかにした。

「現在、1億4750万トンの穀物が収穫され、集積場にある。収穫は依然続いており、1億5000万トンに達すると推計される」

同省はこのように投稿している。これまでロシアの収穫量の最高記録は2017年の1億3500万トンだった。
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一方、世界では食糧危機が深刻になっている。穀物が余っている国で融通しあうことができれば、この問題は解決されるはずで、ロシアも一貫して世界の食糧問題解決に貢献する意思を示している。
だが、ロシア産の穀物輸出は円滑に進んでいないのが現状だ。ウクライナ情勢を背景とする西側諸国の対露制裁はこの問題を深刻化させている。
11日に米ワシントンで開かれたG20財相・農相会議でロシア代表のシルアノフ財相は「ロシアの港への入港禁止、ロシア金融機関のSWIFT排除、企業への制限などがロシア産食料や肥料の世界市場への輸出を妨げている。だから価格が不安定なのだ」と述べ、制裁に興じてロシア産食糧の世界市場への供給を阻害している西側諸国を批判していた。
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