中国科学者が宇宙最大のガス雲を発見
© AP Photo / Xinhua/Liu Xu電波望遠鏡「FAST」
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電波望遠鏡「FAST」を使用している中国の科学者が率いる国際チームは、宇宙で最大のガス雲を発見した。この発見は、科学者が銀河の起源をよりよく理解するのに役立つ。South China Morning Postが報じた。
水素原子の雲は差し渡し約200万光年あり、天の川銀河の20倍の大きさである。1光年は9.46兆キロに相当する。
この発見は、中国南西部の貴州省にある超強力な望遠鏡「FAST」の使用によって可能になった。中国、欧州、米国の天文学者は、ペガスス座の「スティーブンの五重奏団」として知られる銀河のグループの方向に口径500メートルの電波望遠鏡を向けた後、この雲を発見した。
#China astronomers discover the largest atomic cloud in the universe {20x the size of the #MilkyWay} using the 500-meter radio telescope #FAST
— Devi Rhamesz (@ChrliesWarchest) October 19, 2022
Will help reveal Stephan’s Quintet galaxies' original interactions. Atoms give off unique “signature” emissions, revealing hidden data. pic.twitter.com/BX2w5Lts5e
研究者たちは、以前に発見された同様の雲よりも少なくとも2倍の大きさで密度が小さいガス雲を発見したことに驚いた。このガス雲が「スティーブンの五重奏団」の中心部から比較的離れているため、その位置も非常に珍しいという。北京の中国科学院国立天文台の国際チームのキュレーターであるスュイ・ツン氏は「現在の理論によれば、低密度の原子ガスは宇宙背景の紫外線によって破壊されたはずだ。なぜこの雲がまだ存在しているのか不思議である」と語った。
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