アフガン、デモ鎮圧用の婦人部隊を創設
2022年11月1日, 21:02 (更新: 2022年11月2日, 05:28)
© 写真 : Ministry of Interior Affairsアフガニスタン内務省が公開した婦人部隊の写真
© 写真 : Ministry of Interior Affairs
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アフガニスタン暫定政権の内務省によると、100人の女性が現在、治安部隊で任務を遂行するために訓練を行っている。タリバンは彼女らの職務内容について公式には明らかにしていないが、専門家は女性らの抗議活動の予防や鎮圧に利用する狙いがあると考える。
女性の人権擁護団体のムハディサ・アミンさんは次のように述べている。
「これは女性による抗議活動や集会を防止するタリバンの戦略の一つです。女性への過酷な扱いに対する世論を統制するためにやっているのです」
🇦🇫#アフガニスタン では、女性による抗議デモへの対抗策として #タリバン が内務省に婦人部隊隊を創設した。SNSで拡散されている写真には、#警察 がデモを鎮圧する際に使用する盾とヘルメットを装備する女性が映っている。
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) November 1, 2022
©️写真:アフガニスタン内務省 #アフガン pic.twitter.com/7wBFQdEQvk
10月、タリバン当局がヒジャブを着用していないことを口実に少女らの教育機関への登校を認めず、退学にしたことをきっかけに、首都カブールやバダフシャーン州では女子学生らによる抗議活動が起こっていた。
Video of female students outside #Afghanistan’s Badakhshan University (Northeast) getting whipped by a Taliban officer while protesting today for their right for higher education. Happening in 2022…:
— Joyce Karam (@Joyce_Karam) October 30, 2022
pic.twitter.com/JYJmp7zrK0
タリバンはこのほかにも女性や少女に対する制限を導入している。女性は外出時や車の運転時はヒジャブの着用が義務付けられたほか、6年生以降の教育を禁止された。また、タリバン政権はカブールの遊園地の入場可能時間を男女で分けるなどの政策を進め、圧力を強めている。
(※タリバンはテロ行為に係る国連による制裁下にある)
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