中国企業、アルゼンチンのリチウム田開発に3200億円投資へ

© AFP 2023 / Pablo Cozzaglio「リチウム三角地帯」であるボリビアのウユニ湖にあるリチウム田。
「リチウム三角地帯」であるボリビアのウユニ湖にあるリチウム田。 - Sputnik 日本, 1920, 05.11.2022
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中国の非鉄金属採鉱・加工大手「チベット・サミット・リゾーセズ」は、アルゼンチンで計画中の大規模リチウム田の開発に22億米ドル(約3200億円)を投資する方針を示した。アルゼンチンメディア「Pagina12」などが伝えている。
「Pagina12」などによると、同社のジャン・ロンファン社長は、上海で開かれた中国国際輸入展示会で、リチウム田開発に7億ドル(約1000億円)を投資する考えを示した。また、関連工場にも15億ドル(約2200億円)を投じる予定だという。
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このリチウム田とその加工工場はアルゼンチン北部のサルタ州に建設される予定。来年には年間生産量5万トン(炭酸リチウム換算)の鉱山を稼働させ、2024年からは5~10万トン(同)の産出を目指す。
リチウムは身近なリチウムイオン電池のほか、陶器やガラスの添加剤、光学ガラスなどにも使われている。世界の年間生産量は2020年のデータで約44万トン。中国、オーストラリアの産出量が多いほか、アルゼンチン、チリ、ボリビアの南米3カ国の国境地帯は世界一の埋蔵量を誇る「リチウム三角地帯」と呼ばれ、更なる開発が進んでいる。
これまでに、アルゼンチンは2025年にも20万トンのリチウムを輸出する用意があると伝えられていた。
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