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対露か、対中か 米国、台湾のためにウクライナへの軍事支援の縮小を迫られる=専門家
対露か、対中か 米国、台湾のためにウクライナへの軍事支援の縮小を迫られる=専門家
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... 2022年11月8日, Sputnik 日本
2022-11-08T05:34+0900
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2人の専門家は、次のように述べている。米国は2月以降、ウクライナに185億ドル(2.7兆円)の兵器を含む軍事支援を行っており、歩兵携行式対戦車ミサイル「ジャベリン」は備蓄の3分の1が枯渇したといわれている。米シンクタンク「戦略国際問題研究所」によると、米国はウクライナ支援で空いた自らの装備の穴を埋めるのに、数年間を要するとみられている。スピンク氏とギブソン氏は、米国による台湾への軍事支援はすでにウクライナ紛争によって遅れが出ているという。また、サプライチェーンの混乱、米国の武器輸出の過程で必要となる煩雑な「お役所仕事」の長期化などがそれに拍車をかけている。台湾海峡をめぐる米中の緊張が高まるなか、台湾への兵器供給をつよめる必要性に迫られれば、ウクライナへの軍事支援を現在の水準に保つことは難しくなるだろうと指摘している。これはつまり、米国が対ロシア政策と対中国抑止のどちらかを選択するよう迫られているということを意味するのだ。米国の台湾への軍事支援をめぐっては、今後の対中有事を見据えて、米国が台湾との兵器の共同生産に向け検討を進めていると報じられていた。関連ニュース
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国際, ウクライナ, 武器・兵器, 台湾, ロシア, 米国, 中国
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対露か、対中か 米国、台湾のためにウクライナへの軍事支援の縮小を迫られる=専門家
2022年11月8日, 05:34 (更新: 2022年11月8日, 06:57) 世界各地の地域紛争への介入を続ける覇権国家の米国が、冷戦時代の「中ソとの対峙」という亡霊に直面しつつある。地政学・国際関係に詳しいアナリスト、ダレン・スピンク氏とリャン・ギブソン氏は、米誌「ナショナル・インタレスト」に寄稿したなかで、米国が台湾海峡での軍事衝突を避けるためにウクライナへの軍事支援を縮小させる可能性を指摘している。
「ワシントン(米政府)は、ウクライナと台湾を同時に軍事支援できる状態ではないようだ」
米国は2月以降、ウクライナに185億ドル(2.7兆円)の兵器を含む軍事支援を行っており、歩兵携行式対戦車ミサイル「ジャベリン」は備蓄の3分の1が枯渇したといわれている。米シンクタンク「戦略国際問題研究所」によると、米国はウクライナ支援で空いた自らの装備の穴を埋めるのに、数年間を要するとみられている。
スピンク氏とギブソン氏は、米国による台湾への軍事支援はすでにウクライナ紛争によって遅れが出ているという。また、サプライチェーンの混乱、米国の武器輸出の過程で必要となる煩雑な「お役所仕事」の長期化などがそれに拍車をかけている。
台湾海峡をめぐる米中の緊張が高まるなか、台湾への兵器供給をつよめる必要性に迫られれば、ウクライナへの軍事支援を現在の水準に保つことは難しくなるだろうと指摘している。これはつまり、米国が対ロシア政策と対中国抑止のどちらかを選択するよう迫られているということを意味するのだ。
米国の台湾への軍事支援をめぐっては、今後の対中有事を見据えて、米国が台湾との兵器の
共同生産に向け検討を進めていると報じられていた。