米保守紙がトランプ氏の風刺画を掲載、選挙での失敗を槍玉にあげる

© AP Photo / Julia Nikhinson米保守紙がトランプ氏の風刺画を掲載、選挙での失敗を槍玉にあげる
米保守紙がトランプ氏の風刺画を掲載、選挙での失敗を槍玉にあげる - Sputnik 日本, 1920, 11.11.2022
サイン
米国の主要な保守系新聞として知られるニューヨークポスト(NYP)は共和党、及びドナルド・トランプ元大統領を支持する論調で知られるものの、連邦議会中間選挙での思わしくない結果を受け、元大統領を揶揄した風刺画を9日付の一面に掲載した。
8日の中間選挙では共和党が圧勝すると見られていたものの、結果が思わしくなかったことから、仮にトランプ氏が2024年の大統領選に出馬表明する場合、共和党にとっては重荷となるほか、保守派の間では党の将来を不安視する傾向が強まっている。こうした中、NYPは壁の上に鎮座するトランプ氏の風刺画を掲載した。この中でNYPはトランプ氏を子供向けの有名なキャラクター「ハンプティ・ダンプティ」になぞらえ、トランプ氏が再び党を結束させることができるか質問を投げかけている。
「ドン(壁を建設できなかった)は大変な失墜を経験、再び共和党を結束できるか」
風刺画中のトランプ氏は巨大な頭をしており、両腕を広げて怒りをあらわにしている。
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選挙前の予想では、トランプ氏の支持者らが「赤いツナミ」となって圧勝すると見られていたものの、現時点で上院下院ともに、勝敗は決していない。選挙での圧勝を予想してトランプ氏は翌週にも大統領選への出馬表明を用意していたものの、共和党の幹部らは出馬表明の延期を提案しているという。なおトランプ氏はテレビ局「ニュース・ネーション」の取材に応じた中で、勝利した選挙区は自らの貢献によるものと主張した一方、負けた選挙区では責任を回避する発言を行っている。
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CNNの予想によると、共和党は下院で211議席、上院では49議席まで議席数を伸ばし、両院で民主党をわずかに上回っている(民主党は上院で195議席、下院で48議席)。投票結果の集計作業は現在も続いている。
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