時計が高級との指摘に「竹製ですけど?」 河野大臣、ネット上で人気の訳

© AP Photo / Koji Sasahara河野氏
河野氏 - Sputnik 日本, 1920, 11.11.2022
サイン
昨年の自民党総裁選に出馬し、決選投票で現在の岸田文雄首相に敗れたデジタル担当大臣の河野太郎氏のツイッター上での投稿が話題を呼んでいる。きっかけは河野氏が着けていた高級そうな腕時計について、インターネットユーザーが「庶民の代表とは思えない」と指摘したツイート。河野氏は、その投稿を引用する形で「竹ですけど?」とリツイート(返信)したのだ。いずれは首相の椅子を狙うとされる河野氏だが、こうしたネットユーザーへの反応もイメージ戦略の一環なのだろうか。
きっかけはツイッターの一般ユーザーとみられる「ss」さんによる次の投稿だ。
これに対し、河野氏は投稿を直接引用する形で次のように返信している。
河野氏からの直接の返信に「ss」さんは「携帯を見てビックリ。すみません!普通に知りませんでした。無知に恥じ入ります。併せて、河野太郎氏に深く謝罪します」と返信した。
河野氏は過去にもツイッター上でこの時計について指摘されていたようだが、その際も同じように答えていた。河野氏はこの竹製の時計は外務大臣時代の2017年にフィリピンで開かれたASEAN50周年式典に出席した際の記念品で、「買ってすらない」と強調。金属やプラスチックではないために手首のアトピーがひどくならないといい、愛用しているという。
河野氏はこれまでにも、ツイッターでユーザーの恋愛相談に乗ったり、大臣室の椅子をバランスボールに変えた様子を写真付きで投稿したりしている。また、ネット上で自らに関連する投稿を見逃さない姿勢から「エゴサ(エゴサーチ)の鬼」と呼ばれたり、誹謗中傷するユーザーをブロックすることから「ブロック太郎」との愛称もついている。
菅政権では行政改革担当相として、現在はデジタル担当相として、官庁のはんこ文化やフロッピーディスク使用などアナログ規制にメスを入れてきた河野氏。インターネット上でも持ち前の前例にとらわれない大胆さを発揮している。このような国民との近さ、親近感をアピールする動きは、将来首相の椅子を狙うとされる河野氏のイメージ戦略の一環でもあるのかもしれない。
関連ニュース
葉梨法相の後任に斎藤元農水相が内定
日本政府 旧統一教会問題をめぐり「質問権」行使基準案を固める
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала